今回の出雲参拝旅行で約10もの神社をまわりましたが、中でもこの「熊野大社」はとてもよかったです。
「熊野大社」は、山間の地に鎮座し、神社の前には清らかな意宇川が流れています。
朝早かったため、まだうっすっらと霞がかかり、静かな集落にあり、とても落ち着いた雰囲気がとても気に入りました。
静謐なエネルギーがある中、格の高さを感じさせるところでした。
主祭神は「熊野大神櫛御気野命」ですが、素戔嗚尊（すさのおのみこと）の別神名で、境内右手に御后神の稲田姫をお祀り、左手に御母神の伊邪那美命をお祀りしています。
出雲大社とともに出雲国一宮として古くから信仰を集め、その歴史は古く、創建は神代といわれています。
また、「熊野大社」は、素戔嗚尊（すさのおのみこと）がこの地で初めて火を生み出したとされ、「日本火出初之社（ひのものひでぞめのやしろ）」とも呼ばれています。
「鑚火殿（さんかでん）」の造りは独特で、屋根は萱葺き、四方の壁はヒノキの皮で覆われており、竹の縁が巡らされています。
この鑚火殿の中には、発火の神器である燧臼（ひきりうす）と燧杵（ひきりきね）が大切に保管されており、祭りや神事の際にはそれを使って神聖な神火を起こすとのこと。
出雲空港、あるいは、松江駅より車で約40分のところにあり、アクセスは不便ですが、是非参拝したい神社です。
〒690-2104 島根県松江市八雲町熊野 熊野大社
＜出雲参拝旅行記＞
出雲参拝旅行に行ってきました
出雲参拝旅行（1）八重垣神社
出雲参拝旅行（2）出雲大社
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出雲参拝旅行（9）熊野大社
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