「苦難の乗り越え方」江原啓之

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「苦難の乗り越え方」江原啓之

 

人生はよく旅にたとえられます。

人間はこの世を生き抜く旅をし、定められた時期に自分のたましいのふるさとに帰っていく。

人はそういう宿命を背負ったスピリットの存在なのです。

そうした旅路を生きていると、人は何かしら苦しみにぶつかります。

しかし、病にしろ金銭的な問題にしろ、現世の人たちが苦しみだと思っていることは、あの世にはないのです。

「あの世」だけのほうが生きやすいのに、なぜ霊的世界は、一見無用に見える「この世」というものをつくったのでしょうか。

 

より輝けるオーラを身につける

生まれてから死ぬまで、何ごともなく平和に幸せに暮らしていきたいと誰もが願うでしょう。

ですが、本当にそうであったならば人格の向上はあり得ません。

苦しみを乗り越えてこそ人間として磨かれるのです。

私たちはこの世の中に、自分自身のたましいや心を鍛えてより高い人格になる、いわばより輝けるオーラを身につけることを目指して生まれてきたのです。

霊的視点からすれば、「苦難は自分自身のたましいを鍛えるための方法である」ということなのです。

 

因果の法則は愛の法則

「因果(カルマ)の法則」は、愛の法則です。

鏡の役割を果たして、自分で自分の素材や姿が見えるようにしてくれるわけですからとてもありがたいことなのです。

身に降りかかってくる事柄は、自分を映し出しているにすぎません。

だからこの世に偶然はなく、必然であります。

責任の主体はすべて自分にあり、何ひとつ人のせいにはできません。

 

この世は舞台

俯瞰して見る自分を持つことが大事です。

この世を舞台としてとらえ、壮大な脚本家的視点を持つべきでもあるのです。

やがてふるさとに帰れるというたましいの安らぎがあるからこそ、今生を楽しむことができるのです。

あくまでもいま生きている日常は舞台。

そう考えれば、死というのは恐れるものではないのです。

死があるからこそ逆に、思い切り自分を演ずることができるのです。

 

成長のカンフル剤

時折起こる大きな厄介事は、たましいの成長を促すカンフル剤のようなもの。

大きな成長を欲しているたましいが引き寄せるホップ・ステップ・ジャンプです。

突然人生の大きな問題が起きたときは、『これはたましいの進級試験なのだ』と捉えていけばいいのです。

たましいの進級時には、絶対絶命だと思うようなことが起きます。

事業不振、多額の借金、自己破産、病気などまったく先の見えない状態です。

いよいよどうにもならないという段階まで進んだとき人はこだわりをなくします。

『もうしようがない、死ぬしかないな』『ダメだというならあきらめよう』と一切の執着を絶ち、本当の自然体になるわけです。

このときにたましいは成長し、きらきらと輝くのです。

「生きる」ということは、『自分は霊的な存在なのだ』ということを思い出す作業でもあるのです。

 

神を見る

絶体絶命になったとき人は抜け切った気持ちになります。

執着を捨てると、波動が高くなります。

波動が高くなれば、霊的世界の高次元と結びつくことができます。

そのとき人は、本当の神を見るのです。

それまでの人生と生き方をがらりと変えて、社会貢献に尽力するようになることは少なくありません。

 

執着を捨てる

この世にある苦難のその大元は

「執着」です。

執着が私たちの暮らしを、苦しめているとも言えます。

執着がなければ自由を得られます。

怖いものが一切なくなります。

苦難の乗り越え方は、執着を捨てることと同体です。

そうなれるかどうかは、経験と感動の積み重ねにかかっています。

たましいの柔軟性によって、どこまで自分がそうなれるかがポイントなのです。

 

感謝のこころが引き寄せるもの

自分でビジネスをしている人も、お金を稼げるか稼げないかは想像力によります。

本当に稼げる人は、まず、どうすれば人に喜んでもらえるかを考えています。

必ずそこに付加価値、つまりサービスを加える努力をしています。

そのサービスには、愛がこもっていないといけません。

いかに相手を喜ばせるか、貢献しつつ代償を得ているというだけのことです。

 

挫折は新たな道に通じる

自分の夢がもし叶わなかったのなら、それは「あなたが歩むべきは別の道だよ」という示唆なのです。

つまずきは、あらためて自分の本当に好きなことを見直すきっかけにもなります。

挫折は、苦難ではありません。

失えば得るものがあります。

新たに思いのままに考えられるわけですから、逆に自由になるのです。

 

正直に生きる

誰もがこの世に生きる価値を持って生まれてきました。

自分を等身大で見てください。

いい部分も悪い部分も全部受け止めていくことが大事です。

自分に正直に生きなさい。

自分の生きる力量に合わせて生きなさい。

自分は人とは違うのだと、胸を張って言える自分でいてください。

やがて迎える死は、ふるさとに帰るだけなのです。

ただ、死ぬときにはすべての執着を離して死ぬのです。

そのことを胸に、経験と感動を求めて、人生の大海原を思う存分旅してください。

 

 

苦難の乗り越え方

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江原啓之(えはらひろゆき)
http://www.ehara-hiroyuki.com
1964年12月22日生まれ。東京都出身。スピリチュアル・カウンセラー。世界ヒーリング連盟会員。和光大学人文学部芸術学科を経て國學院大学別科神道専修II類修了。1989年、イギリス留学で学んだスピリチュアリズムも取り入れ、カウンセリングを開始。2001年刊行の『幸運を引きよせるスピリチュアル・ブック』が70万部を超えるベストセラーとなり、一躍人気作家に。その後『スピリチュアルメッセージ』シリーズや、『江原啓之のスピリチュアル子育て』、『スピリチュアル幸運百科』、『スピリチュアル夢百科』など立て続けに意欲作を発表。2005年より美輪明宏氏の提言により「スピリチュアル・アーティスト」としての活動を開始する。

 

 

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