『スピリチュアリズムを語る』は、精神世界の原点ともいうべき、人生のあり方や霊的な生き方をとてもわかりやすく、丁寧に語ってくれています。
また、スピリチュアルに踊らされているような人たちに、自戒を促す内容でもあります。
「スピリチュリズム」とは、「霊的世界」を軸として考える「哲学」です。
現世は仮の世。
自分を試す場。
スピリチュアリズムは、物質界を否定するわけではありません。
物質界があってこそ、生きている実感があるわけです。
ですが、それは霊的な価値観とのバランスというものが大事なのです。
「運・不運」は、スピリチュアリズムの視点から言えばありません。
「不運」とは何かといえば、自分自身が蒔いた種の決算です。
不運とは、蒔いた種の借金を返す時期なのです。
開運も同じことです。
努力してよい種を蒔いてきた人にはその分の結果が出る。
いわば実り、収穫のことで、棚ボタ式での幸福などというものは存在しません。
幸運、不運というのは、現世の尺度でしかありません。
現世的にいう「不運」でも、そこで苦難を味わってたましいが磨かれるなら、「幸い」なのです。
ほんとうの幸せとは、何も怖れるものがないこと、「死」の意味がわかることだと思います。
病気になるのにも学びがある。
仕事にも意味がある。
すべてに、 生きるということの目的、意味がある。
これがわかったら、受け入れることが大事です。
受け入れないと、前へ行けません。
受け入れて、超越することが大事なのです。
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