「大祓 知恵のことば」 葉室頼昭

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「大祓 知恵のことば」 葉室頼昭

 

大祓詞(おおはらいことば)は、すべての罪・穢れが祓うという言葉であるということで、昔から唱えられてきました。

大祓詞を何遍も唱え続ければ、神の知恵、神のいのち、自然の力が体の中に入ってきます。

穢れが祓われ、本来の素晴らしい神の姿である人間が現れてくるのです。

 

祝詞というのは、神さまが宣べられたことが、伝わってくるということです。

「大祓の祝詞」は、日本でいちばん古い祝詞のひとつです。

藤原氏の前身の中臣氏の誰かが、神さまの声を聞いて、それを大和言葉として述べ、さらに文字で書かれた祝詞であるといわれています。

様々ある祓いの祝詞の中でも、この祝詞が「大祓」と呼ばれる理由は、この祝詞を唱えれば、罪・穢れをすべて祓う力があるからです。

この「大」に「公(おおやけ)」という意味が含まれているように、個人的な祓いというよりも、  日本国中の罪・穢れがすべて祓われるという、すばらしい神の言葉であるのです。

 

大祓は「言霊」です。

神さまのこころを伝えるものです。

神のいのちが含まれている言葉です。

繰り返し唱えていけば、気がつかないうちに、少しずつでも罪・穢れは祓われていきます。

この祝詞には、神の偉大な知恵や力がこもっています。

唱えることにより、神のエネルギーが自分の体内に入り、自分の持つ罪・穢れが新しい生命力となって、われわれに活力を与えてくれるのです。

 

日本の国は、「言霊の国」です。

神さまのすばらしい言葉を唱えることによって、人間が作られていくという言霊の世界なのです。

日本人がみな、毎日、無我になって大祓詞を唱えることが、今ほど必要なときはないのではないでしょうか。

 

私も、大祓の祝詞は毎朝唱えています。

朝に祝詞を唱えると、とても清々しい気持ちになります。

唱え方を参考にしたのは、本書の「大祓 知恵のことば」です。

素晴らしい波動の唱和で、空間の浄化もできるようです。

 

大祓の祝詞は、古くから伝わる日本の精神性をあらわしたものです。

日本人の精神性の原点として、大祓の祝詞は知ってほしいものです。

 

 

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著者:葉室頼昭
昭和2年東京に生まれる。昭和28年学習院初・中・高等科をへて、大阪大学医学部卒業。昭和30年大阪大学医学部助手。昭和33年医学博士。昭和38年大阪市大野外科病院長。昭和43年葉室形成外科病院を開業。平成3年神職階位・明階を取得。平成4年枚岡神社宮司。平成6年春日大社宮司。平成11年階位・浄階、神職身分一級を授けられる。平成21年1月、逝去。

 

 

 

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