あらかじめ決められた人生計画に自分の生き方を合わせるのではなく、人生がおもむくままに生きるようにしていると、人生は、行くべき方向へ、あなたをちゃんと導いてくれます。
自分の生き方を信じている人は、頭でなく体の方が勝手に動いて、その人が生きるべき道を自然に歩ませてくれます。
それがどんな道であろうとも。
行き先が不透明であることや、そこへ向かう理由がはっきりしないことは、生きる快楽を味わうことにつながります。
生命の大いなる力は決して把握しきれませんが、その力を受け入れて、それと協調しながら生きようとすることで、個人の意思が最大限、実現できるようになるのです。
そういう姿勢で臨むと、人生はただの予定表ではなく、神秘体験になります。
そんな生き方をする人の前では、生きることの神秘が常に啓示され、その人自身も神秘の一部となることができます。
ただ計画を達成するために苦労する人生とは違って、発見と啓示に富んだ人生は、実に楽しいものです。
ロジャー・フーズデン