魂の永遠の旅のなかで、人は前世からの体験でよくなじみのある国や文化を選んで転生します。
皆さんもまた、地球のこの激動の時代において、自分がベストな形で貢献できるところを魂のレベルで知っていて、今いるところに生まれてきたのです。
自分には、他人ほど大した役割はないなどと思わないでください。
この時代に地球に生まれ、助けることを希望した人全員が、生まれることを許されたわけではないのです。
でもあなたは現に許されてここにいるのですから!
愛のエネルギーを与え、そして受け取ることで、またポジティブな心をもって生きることであなたが周囲に放射する光は、地球が平和と調和のより高い波動に上昇するのを助けています。
この大切な魂の旅をしているのは、あなた一人ではありません。
他の数多くの肉体のある、また肉体を持たない存在たちがともに歩んでいます。
私たちもまた、地球の人々にずっと光を照射し続けています。
光と愛は表裏一体のコインのようなものです。
みなさんが喜びの気持ちにあふれ、この惑星とともに上昇の旅を続けるとき、宇宙の聖なる祝福がみなさんとともにあるでしょう。
霊的な成長こそが、地上生の意味のすべてなのです。
地上天国
「天国」も「地獄」も、実際にそういう場所があるわけではありません。
地上の人が天国、地獄と呼んでいるのは、実は自分の置かれたさまざまな状況をどういう姿勢で受けとめているかであって、各個人が自分の状況としてそれらを現象化させているだけです。
個人の世界を作っているのはその人のとらえ方次第で、人生のあらゆる側面を自分が望むように選べるのです。
天国につながる光を作り出すのは、地獄につながる恐怖を作り出すのと同じくらい簡単なことです。
その両方がそのままそこに作り出されているのです。
イエス・キリスト
イエスは、指導し、慈しみを与え、癒す力を持っています。
彼はこの宇宙の光の空間にあまねく在るのです。
地球ではイエス・キリストと呼ばれるけれど、キリストは彼の名前の一部ではなく、キリスト意識の存在であることを示すものなのです。
キリストというのは正しい名前ではありません。
それは「神と共に在る」という意味で、「イエス・キリスト」というのと同じく「仏陀・キリスト」と言ってもいいのです。
イエスは神と創造主に最も近い、最も純粋で愛なる高い天使の座であるキリスト意識エネルギーから創られました。
キリスト意識のエネルギーは、この宇宙で最もパワフルで、至高の尊敬を受けています。
イエスの影響力、慈愛とインスピレーションは、この領域と同じように高次元でも必要とされていて、地球では特に必要とされています。
地球で受け取められている彼のメッセージは、とても限定されたものです。
神の力と愛の証としてのイエスの能力は、考えられているより、はるかにもっと深いものです。
人生の合意
生前の合意は全員の魂のレベルでなされます。
生前の合意は、家族全員、そして大切な関係を持ち、同じ人生経験を分かち合うことに同意した者全員によって、魂レベルでなされます。
親を選ぶときは遺伝的、そして環境的影響が考慮されます。
それは魂が選ぶレッスンの土台だからです。
さまざまな魂の組み合わせはとても複雑ですが、合意のプロセスは自分が人生のレッスンを選んだ時点から始まったわけではなく、何世代にもわたる先祖までずっと続いていたのです。
カルマには良いも悪いもない
カルマには良いも悪いもありません。
カルマは罰でも報いでもなくて、単に宇宙の因果の法則なだけです。
すべての魂の学習目的はバランスであり、いろんな経験を通して魂がバランスを学べるように提供されたレッスンがカルマなのです。
人生というのは、累積的な魂としての人生経験が究極的にバランスをとるため、足りない経験ができるような条件や出来事に基づいて選ばれます。
人生のレッスンは楽しいものばかりではありません。
楽しいレッスンばかりでは、魂はそこから成長できないからです。
なかには本当に難しいレッスンもあるけど、魂は単に「コインの裏側」を体験しているだけで、その人生で選んだカルマのレッスンを完全に学ぶことによって霊的に成長していくのです。
私たちは神
本当は、学ばなくてはならないものなんて何一つありません。
私たちはみな、存在する一切のものを全部魂レベルで知っているのですから。
私たちは神
創造主から切り離されようがないのと同じように、宇宙の心からも切り離されることはないのです。
私たちが知っていることをすべて意識的に思い出すということが、すべての過去生を重ねる旅ということなのです。
永遠なる完璧な約束の極みとは、経験の完成と創造主の元への帰還を果たすことです。
永遠の生命は、たえまなく成長し続けるその魂の旅にあるのです。
天国の真実―マシューが教えてくれる天国の生活
スザン・ワード(Suzanne Ward)
http://www.matthewbooks.com/
1980年に17歳の息子、マシューとの突然の死別を体験する。それから14年後、マシューとのテレパシー交信が始まる。ずっとジャーナリズムの仕事をしてきたことが、マシューやその他の高次の存在らとの交信を活字にして出版するという今世の使命への準備だったことを知る。ワシントン州郊外に夫のボブと、引きとった多くの犬たちとともに暮らしている。