スピリチュアルな世界で大事なことは「魂の品格を高める」ということです。
魂の品格を高めることで、最終的に自分や周囲の人々を幸せにすることができるのです。
私たちはもっともっと、魂を磨くような生き方をしなければならないのです。
肉体をもって生まれてくる理由
人間本来の姿は魂です。
ですから、人生とは、圧倒的に長い「魂生」、すなわち、前生、現世、来世と肉体の生死を越えて続く魂の生の途上における、平均わずか80年前後の時間のことなのです。
あるいは、人生とは、魂だけの存在から変化して、肉体をまとって生きなければならない特別な期間であるとも表現できます。
「人間はなぜ生まれてきたのか」という問いに対する答えは、
「魂を浄めるため」「魂を磨くため」なのです。
そのための研磨剤の役割が、この世のお金やモノ(物質)にあると考えられています。
したがって、それらとどんな関係をもつかが私たちの人生においてとても重要な意味をもってきます。
私たちが日常的に行うさまざまな行為はすべて、霊の世界への確かな認識さえもてば魂を磨くことにつながっていくのです。
魂磨きは、前世から現世、そして来世へとつながるテーマでもあるのです。
魂磨きのための心得
「魂磨きのための心得五か条」とは、
- 明るい念をもち、暗い念を排する
- プラス志向の言葉を用いて、マイナス志向の言葉を捨てる
- 未来を見て、過去を引きずらない
- 怒りや苛立ちを抑え、心を穏やかに保つ
- 周りにいる人は、自分の魂を磨くためにいると考える
「妬みと怒りの心」が人間の大きな欠点だと言います。
だから常に「きれいな心」を保つことが大切です。
心を「影を映す水のごとく」保ことがポイントです。
「妬みや怒り」の心は低級霊に同調しやすくなり、自己の人格、すなわち霊格を貶めることになってしまいます。
心を冷静に、平らかに保つことが徳の積み上げにつながるのです。
上丘 哲(かみおかあきら)
1950年北海道生まれ。早稲田大学法学部卒業。英国サウザンプトン大学国際政治学修士課程修了。外資系商業銀行、日系証券会社を経て、現在はロンドンで投資組合を運営。結婚を機に霊的な世界と出会い、爾来30年以上にわたって交流を続ける