『 「そ・わ・か」の法則 人生を輝かせる“実践方程式”』小林正観

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神が、人間の為す行為の中で好きなものは「そ・わ・か」です。

すなわち、「掃除」「笑い」「感謝」です。

これらの三つの行為を続けている人間を、どうも神さまが応援しているように思えます。
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心のゴミを取り除く

無限にお金が入ってくる方法は、トイレ掃除をすることです。

お金が入ってくるコツは、「我欲」「執着」「こだわり」という三つのゴミを取り除くことです。

この三つのゴミがなくなると、お金が勝手にどんどん入ってくるようです。

 

この精神的なゴミを取り去る方法は、掃除をすることです。

トイレ掃除に関していうと、自分の使ったトイレはきれいにして出てくること。

自宅だけではなく、コンビニでも映画館でも、自分が入ったトイレが汚れていたら、一点の曇りもなく磨いて出てくる。

そうするとなぜか、臨時収入があるらしいのです。

 

神さまをたたえる言葉

「ありがとう」の語源は「有り難し」から来ています。

つまり、神・仏が何か「あり得ないこと」を起こしてくれた場合に使った言葉でした。

神・仏をほめたたえ、賞賛する言葉として「ありがとう」「有り難し」「有り難い」という言葉が存在したのだそうです。

 

私たちが使っている「ありがとう」は、勘違いして人間に対して使っているわけですが、神さまにはどうも関係がないらしい。

神さまは「ありがとう」という言葉が下界から聞こえてきたら、その人の「ありがとう」の回数をカチカチと、カウントするようなのです。

そして、それが五万回とか十万回、一千万回、そして一億回というレベルを超えたときに、神はその人にとってうれしく、楽しく、幸せな現象を起こすようになっているように思えました。

 

「祈り」も「願い」も神さまへの感謝

「祈り」とは「意(神の意)+宣(宣言の宣)」です。

すなわち、祈りとは、神の意を寿ぐこと、賞賛すること、

ほめたたえることだ、ということがわかりました。

一方、「願い」の語源は「ねぎらい」から来ているのです。

つまり、「祈り」も「願い」も、神の為せる業に対してほめたたえ、賞賛し、感謝することであったということがわかりました。

 

「祈り」「願い」とは、自分の夢や希望をかなえてもらいたいという意味で使う言葉ではないのです。

神・仏に対して、今私たちがしてもらっていること、置かれている状況について、ただお礼を言い、感謝の言葉を伝えることだったのです。

これから神社仏閣に行ったときには、「あれをしてください」「これをかなえてください」と言うのではなく、ただひたすら「ありがとうございます」と言うだけで、もうすべてがOKということになります。

 

「ありがとう」の魔法

脳は不条理・不合理を認めない。

自分の頭で納得できるようにならないと、いつまでもずっと答えを求めつづけるのだそうです。

朝起きて、ベッドから下りる前に、「ありがとう」を百回言ったとします。

そうすると、脳は突然不安定になる。

なぜ、現象がないのに、「ありがとう」なんだろうと。

脳は、ありがとうの合理的な理由を、探しはじめるらしいのです。

「ありがとう」を言った人は、一日中ずっと「ありがとう探し」をして、脳が「ありがとう」に満ちあふれながら、一日を終えることになるのです。

私たちが、目の前の現象をどう思うか、どう感じるかであって、「幸せ」という名の現象が、宇宙に存在するわけではありません。

「幸せ」「ありがとう」と言ってしまうと、その瞬間から突然に脳は「幸せ」を探しはじめ、ありがとう探しを始めるようにできているらしいのです。

 

「そ・わ・か」で「徳」を積む

「そ・わ・か(掃除・笑い・感謝)」をやっていると、目の前にいろいろな現象が起こりはじめます。

「ああ、自分は恵まれている」と思うようになるでしょう。

そういうことを実践している人が何かを始めようとすると、あっというまに支援が来ます。

それは、その人が、毎日「徳」を積んできたからだと思えます。

その積んだ「徳」のおかげで、すぐにまわりから支援が得られる。

自分の力だけでやろうとするよりも、支援していただけるような日常生活を組み立てていくことが「得」なのです。

まさに、人徳の「徳」とは、損得の「得」なのです。

 

現象はニュートラル

事実や現象は一つ。

同じ現象なのに、とり方、とらえ方で、その価値はまったく正反対のものになってしまう。

ただ、それを受け止める側の『心』が、その現象の価値を決めるようなのです。

「不幸」や「悲劇」は存在しない。

すべての現象は、宇宙的に、本質的に、ニュートラル(中立)です。

それを「幸」ととるか「不幸」ととるかは、どうもその人しだいであるらしい。

 

生きる意味

人間が生きる意味とは、どれだけ「人の間」で生きてきたか、他人からどれだけ喜ばれる存在であったか、ということのようです。

本気でそういう生き方をしている人を、宇宙は見捨てないようです。

一生食べさせてくれるようなのです。

一つでも多く、神さまにも人にも好かれることを実践していくと、本質的な人生(楽しい人生)が待っているようです。

 

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小林 正観(こばやし せいかん)
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1948年、東京都生まれ。中央大学法学部卒業。学生時代より潜在能力や超常現象に興味を持ち、旅行作家のかたわら研究を続け、今日に至る。年間約300回の講演会の依頼があり、全国を駆け回る生活を続けている。『宇宙を味方にする方程式』(致知出版社)、『「そ・わ・か」の法則』(サンマーク出版)、『もう一つの幸せ論』(ダイヤモンド社)など著者多数。2011年10月12日永眠。

 

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