「幸も不幸もないんですよ」小林正観

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お金も喜ばれたい

「魂」の方向性は常に一つ。

「喜ばれたい」「喜ばれるとうれしい」というものです。

すべての鉱物、植物、動物、人間は、「喜ばれたくて」この世に存在します。

お金も、常に「喜ばれたい」のです。

「喜ばれるように使う」と、お金自身がうれしいらしいのです。

 

お金との上手なつき合い方は、

「ギャンブルにのめり込まない」

「自分だけのぜいたく・華美に使わない」

「ため込まない」

ということになります。

なるべく「喜ばれるように」お金を使と、3年後くらいから、不思議なお金の入り方が始まります。

 

心が透明になる「トイレ掃除」

トイレ掃除を続けていると、臨時収入が頻繁に入ってくる、仕事や商売が順調にいく、人間関係がよくなるなど、いろいろ得をするようになります。

どうしてうれしい出来事が起こるのかというと、トイレ掃除は、精神的なゴミ取りに最適な方法だからです。

人が毛嫌いするような汚れているところを掃除すると、我欲や執着、こだわりが消え、透明な心になって、エネルギーの流れもよくなります。

エネルギーが流れるようになると、お金が無限に入ってくるようになるのです。

 

神様はたいへんなきれい好き。

トイレを磨くと大喜びして、その人を豊かにしてあげようと張り切ります。

 

心が透明になる「トイレ掃除」

人間社会の中で人間として生きることは、「喜ばれる存在として生きる」ということにほかなりません。

「喜ばれる存在」とは、「頼まれやすい人になる」ことです。

頼まれごとを淡々とこなしていく、そして淡々と死んでいく、そういう人生でもいいような気がします。

 

私の辞書の中には「努力」も「がんばり」も「必死」もありません。

自らの努力やがんばりはしませんが、基本的に「頼まれごと」は引き受けるのです。

 

魔法の言葉「ありがとう」

感謝をし、ありがとうと言っていると、相手がどんどん変わっていって、敵対的なことを言っていた人でさえも、いつのまにか味方をしてくれます。

「ありがとう」という想念と言葉を投げかけられた鉱物、植物、人、ものたちは必ず、その投げかけた人を応援したくなる、味方をしたくなります。

これが宇宙の大法則なのです。

 

「祈り」とは

「祈り」とは、「神の意」に「祝詞(のりと)」の「のり」がくっついたもの。

「神の意に沿う」「神の意を寿ぐ」「神の意を賞賛する」という意味です。

お願いすることではありませんでした。

 

「願い」とは、「ねぎらい」から来た言葉。

「ご苦労に感謝します。ありがとう」という意味です。

ということは、「祈り」も「願い」も、「感謝」「お礼を言う」「ありがとう」ということにほかなりません。

 

神社・仏閣の参り方

神社・仏閣はお礼を言うところ、感謝をしに行くところ、ありがとうを言いに行くところ、と決めているような人は、なぜかとても楽に人生が流れていくように見えます。

要求や要望とは、今、自分が置かれている状況が気にいらない、嫌だと言っていることかもしれません。

神社・仏閣は、要求・要望をするところではなく、お礼を言いに行くところなのです。

 

すでにあるものを幸せに思う

手に入っていないものを探すより、手に入っている、恵まれていると思われるものを挙げていくほうがはるかに楽しくて、幸せであることに気がつきます。

私たちはただ気がつけばよいのです。

手に入れる必要はありません。

すでにもう手に入っているのですから、手に入れようとする努力はいらないのです。

すでにいただいているものに対して、自分がとても恵まれていることに、気がつくこと。

すでに自分がいただいているものに気がつき、それに幸せを感じ感謝をすること。

そこに、膨大なる幸せと膨大なる感謝の世界が広がっています。

 

 

幸も不幸もないんですよ
小林正観 マキノ出版 2010-02-15
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by ヨメレバ

小林 正観(こばやし せいかん)
http://www.skp358.com/
1948年、東京都生まれ。中央大学法学部卒業。
学生時代より潜在能力や超常現象に興味を持ち、旅行作家のかたわら研究を続け、今日に至る。
年間約300回の講演会の依頼があり、全国を駆け回る生活を続けている。『宇宙を味方にする方程式』(致知出版社)、『「そ・わ・か」の法則』(サンマーク出版)、『もう一つの幸せ論』(ダイヤモンド社)など著者多数。
2011年10月12日永眠。

 

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