「人生のしくみ」越智啓子

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人生のしくみ

 

いま、地球は「総集編の時代」だと言われています。

何百回と生まれ変わってきた過去生で解放できなかった強い感情をもう一度引き出して解放するプログラムをたくさん盛り込んで生まれてきているのです。

過去生と似たような状況を作ったり、まるで逆の立場に立つことで、相手の立場を理解して大きく成長したり、さまざまな方法で何とかたまった感情を表現して、それらを少しでも軽くしようと、涙ぐましい努力の連続です。

この激動の時代こそが、精神性を高められる絶好の機会なのです。

この時代だからこそ、いろんな過去生でやり残したこと、そのときの夢も実現できるのです。

だから、私たちの波乱万丈の人生は、いっそう意味があるのです。

みなさんも、あきらめることなく、いまの人生を十分に謳歌して、味わって、楽しんで、あの世に帰りましょう!

 

光の仕事

私たちは肉体を器として、あの世から地上に降りてきた光そのものです。

光のエネルギーなのです。

光が、器である肉体を包むようにして、活動をしています。

普通は死を迎えると、光エネルギーが肉体を離れて、軽やかにあの世(光の世界)へと旅立っていきます。

 

しかし、肉体のすぐそばを覆っていた波動層に、重い感情エネルギー(恨みや憎しみや後悔など)が大量にたまっていると、重すぎて飛べないのです。

迷っている霊はそうした重い者たちなのです。

その重い感情エネルギーと波長が合ったときに、霊が憑きます。

そして、憑いた人の光エネルギーをもらうことで軽くなり、あの世へ上がっていけるのです。

人は霊に憑かれると何もいいことがなく、被害者として思われていました。

ところが憑かれた人々は被害者なのではなく、自分で意識しないまま自分の光エネルギーを霊に供給して、霊が光に帰るお手伝いを立派にしているのです。

私はこれを「光の仕事」と表現したいのです。

これは、本人が無意識でやっている消極的な「光の仕事」ですが、積極的に祈ることでの「光の仕事」もあります。

「祈り」はとてもパワフルな「光の仕事」です。

うれしいことに、霊たちは光エネルギーをもらって光の世界に帰ったあともちゃんとそのことを覚えていて、感謝の光をお返しとして送ってくれます。

光に帰ると、光を返せるのです!

 

笑い療法のすばらしさ

笑うことは、なによりの健康法です。

毎日ちゃんと笑えている人は、心も体も健康で、バランスがとれています。

アメリカの有名なケースで、医師に見放されてまったく動けなくなった膠原病の男性が、笑いでよみがえったという話があります。

笑うということは、「いまこの瞬間」を意識できて、どんな苦しみからも解放されるということなのです。

「笑っていること」自体、すでに「生きる喜び」を味わっています。

この「生きる喜びを感じること」こそが、「第六感」の「霊感」を突き抜けた「第七感」なのです。

 

インナーチャイルドは「感情の象徴」

インナーチャイルドは、「内なる子供」の意味です。

本当の自分、自分の本当の感情、気持ち、本音を表します。

自分のことが大好きな人のインナーチャイルドは、ニコニコ笑顔ではしゃいでいます。

その人の人生も、伸びやかで、楽しくて、人間関係もうまくいっています。

「内なる子供」は、「感情の象徴」なのです。

一方、自分のことが嫌いで、自分を否定したり、自分を認められなかったり、いつも自分の感情を抑圧していると、その人のインナーチャイルドは、すねたり、泣き叫んでいます。

 

インナーチャイルドの癒し

自分の感情と向き合うシンプルな方法は「三歳くらいの子供をイメージして、自分の本当の感情を感じてみる」ことなのです。

自分が三歳だとイメージすることで、情緒発達の度合いを知ることができます。

インナーアダルト(理性的な大人の意識)としての自分が、寂しがっているインナーチャイルドをしっかり抱きしめ、愛をたくさん送ってあげるのです。

その効果がすぐに現れて、いままでの難しかった人間関係が、嘘のようにするりと楽になってきます。

 

自分を認めてあげる

認めることは、愛の表現の中でもとても大切なことです。

自分を愛するということは、一つひとつの自分の行動を認めてあげることです。

自分で楽しく自己評価できるようになると、心地よい、ほどよい自信が備わってきます。

そして、「自分は自分らしく生きていいのだ」と自然に思えてきます。

いままで自分が常に気にしていた、一種の錯覚・幻である「世間体」のしがらみから解放されて、とても気が楽になるのを感じます。

 

夢はかならず実現する!

「すべてはうまくいっている」という言葉は、「南無観世音菩薩」や「南無妙法蓮華経」などと同じ意味を持っていて、「宇宙のしくみ」をシンプルに表現しています。

素晴らしい、素敵な、きらきらの言葉なのです。

これを口癖にすれば、長年の暗い思い込みを、潜在意識からするすると押し出して、新しい輝かしい思い込みと入れ替えることができます。

日本語は必ず母音が発音されるので、すべてが聖なる音、聖音なのです。

つまり、「すべてはうまくいっている」は宇宙原理の断言なのです。

この魔法の言葉は、予想以上にパワーを持っています。

「すべてはうまくいっている!」

は、夢を実現させる魔法の言葉です!

 

 

人生のしくみ

越智 啓子 徳間書店 2003-06-26
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by ヨメレバ

越智啓子(おちけいこ)
http://www.keiko-mental-clinic.jp/
精神科医師。東京女子医科大学卒。東京大学付属病院精神科で研修後、ロンドン大学付属モズレー病院に留学。帰国後、国立精神神経センター武蔵病院、東京都児童相談センターなどに勤務。1995年より、東京で「啓子メンタルクリニック」を開業。過去生療法、アロマセラピィ、クリスタルヒーリング、フラワーエッセンス、ヴォイスヒーリングなどを取り入れた、新しいカウンセリングによる治療を行う。1999年、沖縄に移住し、クリニックを開業。各地で講演会やセミナーなどを開催している。著書に『生命の子守歌』(PHP研究所)、『生まれてきて、よかったね!』(サンマーク出版)。コミック原作に『不思議クリニック1~5』(朝日ソノラマ)がある。

 

 

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