「奇蹟は自分で起こす ― 幸せになる1ミリの法則」鈴木秀子

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「奇蹟は自分で起こす」鈴木秀子

 

すべての出来事は、一つ一つ必要があって、あなたに益するために起こってくると言われます。

あなたに乗り越える力があるからこそ、起こってくるのであり、乗り越えることがあなたのこの世の課題なのです。

大宇宙はあなたの味方です。

あなたにとって必要な課題を乗り越えるように、大宇宙はいつでもあなたに力を与えています。

その力を元として、あなたは毎日どんな状況であれ、幸せに生きることができます。

宇宙の力と協働する時、あなたに奇蹟のような展開が起きます。

奇蹟は、日々あなたの中に起こっています。

 

生かされている

私たちは大宇宙の中で、一つの神の命によって命を与えられています。

みんな命を与えられ生かされているのです。

この世界は神の命に繋がると尊い世界です。

私たちの存在そのもの、それが人間の尊い命の源であり、その命の源は愛です。

あなたが他の人に優しい気持ちを持ち、心から他の人の喜びのために尽くしたいというときは、深い世界に入っているときなのです。

ここがそういう力を与えてくれる源泉です。

その力を日常生活を通して発揮していくこと、それが生きる意味に繋がっていきます。

私たちは苦しみを通り超えて、より大きな広い愛に向かって自分を鍛えていくのです。

それが生きる意味であり、この人生の修行だといわれます。

 

大宇宙の波動に繋がる

大宇宙の波動に繋がると、波に乗るように良いことが起こってきます。

自然にスムーズに物ごとが計らわれるようになっていきます。

自分で計画しなくても、ちゃんと物ごとが計らわれるようになっていきます。

大宇宙の波動におまかせしながら、いちばん良く計らわれていくことを確信して、自分の穏やかな深い静かな気持ちを味わい続けてみてください。

大きな幸せが広がっていきます。

奇蹟は毎日毎日、起こっているのです。

 

小さなことで人の役に立つ

人間は存在していることだけで、素晴らしい価値があるのです。

その素晴らしさを日常生活に溢れさせていく、この人間の深いところというのは、愛そのものです。

深い愛、神の命です。

私たちは生かされています。

命が与えられています。

命というのは愛そのものの溢れです。

愛を溢れさせて他の人につながる、

それを伝え続けること、それが人間の大きないちばんの喜びになります。

私たちがうれしいことは、誰かの役に立っているという感覚です。

小さなことで人の役に立つということが、人間のいちばんの幸せです。

 

自分を好きになる

人間として、私たちがすべき第一の務めは、自分を好きになることです。

自分自身が嫌いだと、人生は辛くなります。

自分が好きになると、自分を大切にします。

失敗しても、この失敗から何を学ぼうかと自分と相談するようになります。

「幸せになっていいんだよ」と自分に許可を与え続けましょう。

自分を大切にしてあげましょう。

自分を大切にすることを学んだ人は、周りで苦しんでいる人にエネルギーを送ることができます。

 

 

一人ひとりに使命がある

一人ひとりに使命があります。

みんな一人ずつ、お役目として神様が選んで使命を与えてくれています。

病弱の子には病気を通してその使命を果たせるように、特別の課題が与えられます。

私たちには死ぬまで固有の使命に基づいたいろいろな課題が起こってきます。

そして、それを乗り越えながら、ひと回りも、ふた回りも大きくなっていきます。

 

自分と自分との人間関係

人間関係は、自分と自分との関係から始まります。

自分のことを責めたり、自分を苛まないでください。

まず自分を許すことが大事です。

そして自分に優しくしてあげることです。

神様は、「あなたは今のままのあなたでいいのですよ」と言って、あなたを愛で包んでくださり、あなたがより人間らしく成長するように助けてくださる方です。

あなたが自分自身に優しさを示し、自分を大切に扱えるようになる時に、あなたは他の人に優しさを示し、他の人を大切にできるようになります。

あなたの微笑みから、あなたに近づく人は生きる喜び、生きる勇気を得ていくでしょう。

 

この世に修行に来ている

私たちは自分の心を愛で満たすために、幸せになって愛を広げるために、他の人に何か貢献できる人になるために、この世に修行に来ているといわれます。

修行というのは、自分の思うとおりにいかないことをやり遂げていくことです。

この地上ではすべてが思うとおりになることはあり得ないというのが前提になっています。

それを乗り越えて、自分が少しだけでも、そうした苦しみを受け入れていく。

一ミリ受け入れることで、一ミリ社会に貢献しています。

 

自分の力を使って幸せになる

体にしっかりと気を入れてください。

臍下丹田に力を入れて「一点」と言います。

「臍下丹田に気を集めて力は溢れ出る」と言いますが、長いので「一点」と言います。

もし心がもやもやしてきたら、「一点」と言って体を整えます。

まるで王様のように歩いてみます。

あたかも元気のある人のように、幸せいっぱいな人のように歩いてみます。

静かで、普段は穏やかで、そして上手に自分の人生という舟を操っていくことができるようになります。

私たちはこの大宇宙を誉めたたえるときに、本当に幸せになっていきます。

あなたが幸せならば、気は回っていきますから、周りの人は知らないうちに幸せになっていくのです。

 

 

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鈴木秀子(すずき・ひでこ)
東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。フランス、イタリアに留学。ハワイ大学、スタンフォード大学で教鞭を執る。聖心女子大学教授(日本近代文学専攻)を経て、国際文学療法学会会長。文学博士。聖心会会員。国際コミュニオン学会の提唱者として,文学療法・エニアグラム・アクティブリスニングなどの指導、NPOコミュニオンにて「心の対話者」「コーチング・メンター」等の養成にあたっている。国際コミュニオン学会の名誉会長。コミュニオン会のスピリチュアル・リーダー。著書に「愛と癒しのコミュニオン」(文春新書)、「愛と癒しの366日」(海竜社)、「9つの性格」(PHP研究所)、「奇跡の人智ちゃんの光り」(講談社)など多数ある。

 

 

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