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「空腹力」石原結實

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「空腹力」石原結實

 

現代人の病気の原因の多くは、食べ過ぎによるものです。

病気にならずに健康に生活を送るためには、食べ過ぎを防ぐことが、もっとも簡単で効果的な方法なのです。

そのためには、空腹状態をつくることが大切です。

それが「空腹力」をつけるということです。

「空腹力」をつけることによる効果は絶大です。

血液をきれいにし、免疫力を高め、健康を維持し、病気から回復する力をつけることができるのです。

しかも、無理なく安全にダイエットができ、スマートな体型を手に入れることができます。

 

朝食抜きの「半日断食」

「空腹力」をつける方法として、朝食抜きの「半日断食」はすすめです。

夜遅くまで起きている現代人にとって、朝食抜きがもっとも合っている手軽な空腹力活用の健康法なのです。

基本は簡単です。

  • 朝食は抜いて、ニンジン・リンゴ・ジュース
    (またはショウガ紅茶)を飲む。
  • 肉食はできるだけ避けて、タンパク質は魚類で摂る。
  • 自分の体力に合わせて一日1時間程度は歩く。

それだけでいいのです。

 

食べ過ぎは病気のもと

人類の歴史は、氷河期、洪水、地震など天変地異や戦争で食料確保に苦労してきました。

人類は飢餓の時代を乗り越えて生き延びてきたので、お腹のすいた状態のほうが普通でした。

人体の機能は食料不足でも生きながらえる機能をたくさん備えています。

しかし問題は、人間が飽食に対処する機能をほとんど持ち合わせていないことです。

そのため、食べ過ぎるとさまざまな障害が生じます。

胃や小腸に、長時間大量の血液が集中するので、排泄を担当する大腸や直腸、腎臓への血流が不足することになり、大便や小便の排泄が悪くなり、血液中や体内に老廃物が溜まります。

胃腸に血液が集中すると、骨格筋や脳、心臓をはじめ、他の器官や細胞への血液供給量が低下します。

そのために、食後に眠気を感じたり、体を動かすのがおっくうになります。

また、代謝が低下するため、体温の低下をもたらすことにもなります。

さらに脳や心臓の発作が起きやすくなります。

食べ過ぎは、消費されない栄養分が血液中に過剰になり、さまざまな病気を誘発する要因になります。

 

「空腹力」が免疫力を高める

空腹であることによって、「免疫力」が高まります。

病気にかかる危険性が低くなり、健康に暮らすことができるようになるのです。

「免疫力」とは、血液中を泳いでいる『白血球の力』のことです。

満腹になると、血液中の栄養が多くなり、白血球も腹いっぱいになってしまうので、ばい菌やガン細胞を食べなくなってしまいます。

空腹にすると、白血球の働きがよくなり、免疫力が高まるわけです。

「空腹力」をつけ、免疫力が高まれば、病気を遠ざけ、病気を治すことができるようになるのです。

 

断食で老廃物が出ていく

断食すると、溜まっていた老廃物がどんどん出ていきます。

私たちの病気や体調不良は、体の中の老廃物・有毒物などの汚れが原因です。

病気を治して健康を増進するためには、老廃物や毒素を出して、出しまくることが大切なのです。

 

断食で体温が上昇し、病気が改善

断食すると、体温が上昇して病気が改善します。

断食中は何も食べていないにもかかわらず、体温が上昇していきます。

断食をすると、消化吸収をつかさどる器官が活動停止するために、血液が体のほかの部分に多く分配されるようになるからです。

そのために、全身の代謝がより活発になります。

全身の代謝が活発になると体温が上昇し、白血球の働きも活発になるために、断食中に風邪をひいた人など一人もいません。

 

断食でガンが治る

臓器や脳は、栄養素の補給(食事)が途絶えると、生きながらえるために、体内の余剰物を利用しはじめます。

ガン細胞、潰瘍性大腸炎などの炎症を起こした細胞や各種病気の原因物質である余剰なコレステロール、脂肪や糖分、老廃物などを利用し、生き延びようとするわけです。

つまり、体にとって不要な細胞は、心臓、肺、肝臓、腎臓、脳などの細胞の栄養素に使われることによって、なくなっていくのです。

これを「自己融解」といい断食でガンが治ることがあるのも、このメカニズムによるのです。

さらには、体温が上がることで、白血球が活動しやすい環境になるので、免疫力が高まります。

白血球は、体外から侵入してきた病原菌や老廃物、アレルゲンやガン細胞などを食べまくるので、体内の老廃物を一掃することができるというわけです。

 

体を温めて、病気を治す

現代人のあらゆる病気は、「体温低下」によって引き起こされているといっても過言ではありません。

実際、病気の人は体温が低いのものです。

ガンができることも体温の低下と大いに関係があります。

断食や「半日断食」で体温が上がるので、空腹にする効果が体温を上げるうえでも有効です。

現代人は食事や運動に注意して、意識的に体を温め、体温を上げることが大切なのです。

 

「空腹力」で人生は変わる

いつも疲労感を感じ、気力が充実しない・・・

物事をポジティブにとらえることなどできない・・・

そんなときは、体内に「老廃物」や「毒素」が「燃焼」「排泄」されずに「蓄積」されているのです。

体が充分に健康でないのに、心だけ健康になるのは難しいことです。

「空腹力」を活用して、朝から「やる気満々」「準備万端」で一日のスタートをきることができれば、あなたの一日は充実するはずです。

それがあなたの未来を開き、人生を充実して過ごすことに結びつくのです。

 

 

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石原結實(いしはら ゆうみ)
http://www.ishihara-yumi.com/
1948年、長崎市生まれ。長崎大学医学部卒業後、同大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。現在、イシハラクリニック院長として漢方薬と食事療法指導によるユニークな治療法を実践。伊豆で保養所「ヒポクラティック・サナトリウム」を開設し、断食道場を主宰する。コーカサス・グルジア共和国科学アカデミー長寿医学会名誉会員。数多くのメディア、講演会などで活躍中。著書は『「体を温める」と病気は必ず治る』『老化は「体の乾燥」が原因だった』(以上三笠書房)、『断食養生術』『「医者いらず」の食べ物事典』(以上PHP研究所)、『「超」健康法』(講談社)、『病は脚から!』(文藝春秋)、『「一食抜き」健康法』(朝日新聞社)、『プチ断食ダイエット』(サンマーク出版)など100冊を超える。

 

 

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