様々な体験を積んだ過去世と現世は、時空を超えてすべての体験が溶け込んだひとつの蜜壺のように、密接につながっている。
あなたの過去を知ることは、あなたの今、そして未来を語ることにほかならない。
生まれる前のあなたの「意図」は今もあなたを内側から動かしているのです。
すべての出来事に意味がある
私たちは皆、目的があってこの地球に暮らしており、個人個人の目的がある一方で、地球全体としての目的を共有しています。
私たちはすべてつながっていて、影響し合っているのです。
このように果てしなく生まれ変わりを繰り返すのは、体験を重ねて、より成長していくためです。
長い人生、つらい出来事や悲しい出来事に出遭い、すべてを投げ出したくなることもあるかもしれません。
しかし、そういった出来事にもすべて意味があり、それらを乗り越えた時、私たちは大きく成長できるのです。
苦難と過去世の関係
大病を患ったり、突然事故に遭遇したりと、生きているうちには様々な困難が降りかかってくることがあります。
しかし、体験の本当の意味を知ると、苦難は必ずしもマイナスの要因ではなく、輪廻転生の中にあっては、むしろプラスの要因とさえなり得ることがわかってくると思います。
病気や事故に遭うのは、過去の行為を償っている場合が多く、その体験を通して自らが行ったことを許し、被害者の体験をすることで魂を成長させようと、自分自身が計画してきたことなのです。
ですから、現象面だけにとらわれず、その奥にある意味を知り、十分償いを果たし、体験したことを自分の中で確認して、自分自身を許す必要があります。
神聖な魂
私たちの神聖な魂は、自らを律し、目的を達成するためには容赦しない強い意志を持っています。
それだけに、苦難を乗り越えた者にだけ与えられる祝福もまた大きいのです。
生まれながらに苦難を持つというのは、中間世で計画をして自ら決めてきていることであり、高貴で偉大な魂を持つ人にしか成せない業だということです。
どのような償い方をするか決めるのは自分自身であり、こうした苦しい体験は、真の強さ、たくましさがなければ、自ら選ぶことはできません。
苦しい経験を積むことは、カルマの解消と霊的成長の両方につながっていきます。
人間関係とカルマについて
人間関係ほど、私たちを大きく成長させてくれるものはありません。
私たちは、過去世でお互いに解決できなかったことを、今世、立場を変えて解決しようとしています。
支配する者とされる者、美しい者と醜い者、健康な者と不健康な者、能力がある者と能力のない者。
これらの関係の中で、私たちは運命に翻弄されるように、被害者と加害者の立場に立たされ、加害者は負のカルマを背負うことになります。
この負のカルマは、自分の神聖な魂が、自分を成長させるために自ら科しているものです。
善意は世代を超えて返ってくる
カルマというのは、善い行いをした時には、それに見合うような善いカルマが返ってきて、世代を越え、思わぬ形で助けられたりするものなのです。
今世、無心で人を助けることがあれば、それは未来において、自分に戻ってくることになります。
善いカルマを積むことができれば、他人を幸せにするだけでなく、自分自身を幸せにすることにつながっていくのです。
本当の使命
本当の使命というのは、他人からの評価で決まることではなく、自分が大切だと感じられることです。
心から好きと思えるかどうかが、大きな基準になります。
自分自身が大切に思えること、心から幸せと感じられることであれば、それがその人の使命なのです。
たとえ、仕事の面で満足がいかなかったとしても、家族との関係を強める人生を送ることができれば、成功という場合もあります。
成功という言葉の意味は、大きな視点で捉えるべきです。
好きなことや、やりたいことがなかなか見つからない場合は、それを模索すること自体、その人の人生にとっては必要なことです。
求め続ける
人生が成功したかどうかは、転生を終えるまでの、大きな全体の流れから考えることが大切です。
たとえ、なかなか自分の思い通りの結果が出せなかったとしても、自分らしいやり方で、自分のペースで人生の課題をクリアし、次の人にバトンタッチすればよいのです。
過去世での体験に基づき、私たちは皆、自分自身への課題を残してきました。
この世に生まれ出てきたのは、それぞれ、自分の宿題をクリアするためです。
真の幸せとは
結果よりも、自分でベストを尽くしたと言えるかが重要です。
私たちの人生は、永遠なる輪廻転生の世界から鑑みた時、長編ドラマのほんの数コマに過ぎません。
今まで延々とつながってきた過去世を知れば、自分の魂が、苦しみや悲しみ、愛や喜びなど、いかに様々な体験をかいくぐってきたかだわかり、感動を覚えるはずです。
長きにわたって延々と続いてきたこの魂のバトンを、無事に未来へと手渡し、繋げていくためには、やはり、今世でベストを尽くさなくてはならないのです。
結果よりも、自分でベストを尽くしたと言いきれる人生にできるかどうかが、重要なことなのです。
人は皆、生まれ変わるとはいえ、今世というのは、誰にとっても一度きりの、一回勝負です。
今世でしかできないこと、今世自分がやるべきことを見極めて、ぜひ真の幸せを掴んでください。
幸せになるために生まれてきた
人は皆、幸せになるために生まれてきたのです。
幸せとは、経済的な豊かさや名誉といった表面的なものではありません。
真の幸せとは、本当に自分が望んだ体験をすることです。
その体験は決して楽で楽しいことばかりはないかもしれません。
しかし、思考錯誤しながらも、ベストを尽くして自分の望む体験ができた時、私たちは、自分が神聖な存在であることに気づくことができます。
過去世リーディング | ||||
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高江洲 薫(たかえす かおる)
透視能力者・ヒーラー・ヒーリングセンターアルケミスト代表・ 獣医師・アニマルコミュニケーター。1998年にインドに向かう飛行機の中で高次の存在よりメッセージを受け、以来と牛能力者として3000名以上の過去世をリーディングし、さまざまな癒しの奇跡を行う。また他に類を見ない的確かつ、精密なリーディングが話題を呼び、多くの雑誌、テレビで紹介される。独特のエネルギーに満ちた彼が語る的確なメッセージは、癒しに携わる専門家にも定評がある。