ストライクゾーンは広く、
ボールは大きく
ソフトボールくらいに見えますね。
いつもそうだといいのですが・・・
ハハハ・・・
これはスポーツだけではなく、コンサート会場や劇場、映画館、美術館、テレビを観ているときでも、私たちは「ゾーン」に入ったアーティストのパフォーマンスにふれ、感動します。
さらに、料理人が食材を切っているときや、工場で労働者がベルトコンベアーで流れてくる製品をチェックしているとき、ビジネスパーソンがプレゼンをしているときなど、誰もが「ゾーン」に入ることがあるのです。
「ゾーン」では普段、見えるはずのないものが見えたり、耳に聞こえるはずのないものが聞こえたりします。
反対に、視覚的、聴覚的情報がシャットアウトされ、時間や空間感覚が異次元的になります。
人やモノや自然との一体感があり、あるいは、自分だけの真っ白な世界にいると感じたりします。
本書は、人間の能力が最高に発揮される領域『ゾーン』について、多くのアスリートやアーティストの体験がふんだんに紹介されているので、とても興味深い。
さらに、「ゾーン」に入るための方法(14ヶ条)や「ゾーン」を阻む要因についても詳しく書かれている。
仕事で、スポーツで、芸術で、趣味で、最高のパフォーマンスをだしてみたいと思う人には必読の書である。
一流人たちの感性が教えてくれた 「ゾーン」の法則 至福の時を手に入れる14ヵ条 | ||||
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志岐幸子
http://www2.itc.kansai-u.ac.jp/~shiki/index.html
兵庫県出身。感性研究者。関西大学人間健康学部准教授。早稲田大学感性領域総合研究所招聘研究員・同大学非常勤講師。博士(人間科学)。1992年早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業。早稲田大学大学院在学中の93年、第42回ミス・ユニバース世界大会に日本代表として出場。94年同大学大学院人間科学研究科修士課程修了後、フジテレビ、NHK‐BS1等のスポーツ番組を中心にキャスターやコメンテーターを務めた。2003年同大学人間科学研究科博士課程修了