最近成長著しい市川海老蔵を見たくて、 新橋演舞場で上演している初春花形歌舞伎「壽三升景清(ことほいでみますかげきよ)」を観てきました。
市川宗家のお家芸である歌舞伎十八番にある「景清」は長らく上演されてませんでした。
ここにきて、復活に意欲的に取り組んでいる市川海老蔵が、景清の登場する四演目を一つの通し狂言として上演されたのです。
海老蔵は若いときかなりやんちゃをして、あまり印象の良くない役者でした。
ですが、色々な経験をし、事件を起こしては反省し、父団十郎の死を乗り越え、深みのある役者になったようです。
数日前テレビで海老蔵の特集をやってましたが、市川家という名門に生まれ、歌舞伎を後世に伝える使命を持ち、そのためにストイック生きる海老蔵の生き方にとても感銘を受けました。
演目の「壽三升景清」は荒事で、大立ち回りが多く、正月にふさわしい華麗な舞台でした。
見得を切る海老蔵にシビレました!
「にらみ」も堂に入ったものです。
成田屋の役者だけに伝わる「にらみ」は邪気払いのご利益があるそうで、海老蔵にしっかりと邪気払いをしてもらいました(^^)/
海老蔵に魅了された一日でした!