繁栄の基本の一つは「良きもの」を与えることです。
普通の人は自分の持っている10パーセントを与えることが目安です。
キリストは別な言葉で、「10パーセントを人に与えなさい」と解りやすく説いています。
何か良き物、その人の心を打つようなもの、生き方を変えるようなものを与えるのです。
その人が病気ならば、病気を癒してくれるような良き言葉や勇気を与えるのです。
商売の根本は、「与えること」です。
それができる人が繁栄するのです。
私たちが自分自身の魂を救うのは、人に喜びを与えること以外にないのです。
「利」よりも「信」を選ぶ
人間というのは「時の流れ」「運」があります。
その運には必ず人と心が介在します。
運というのは人が作るのです。
これを達成するには時が必要になります。
人々の喜びに奉仕しているか。
周りの人を助け、周りの人に実力をつけて、周りの人を良くすると、自分も一緒に浮かび上がっていけます。
ですから、まず周りの人たちに良きものを与え信をつくる。
いいものを人々に与えれば、人は「お金という形」で返してくれるのです。
良きエネルギーを人にあげるということが、いつまでも続く商売のコツなのです。
もし、あなたがずっと繁栄したかったら、決して「ごまかさない」「濁らない」生き方を目指すことです。
迷いの森から抜け出すために
ことごとくうまくいかないってという時があります。
何をしてもうまくいかない、全く先が見えない。
それは「与えること」「感謝すること」をせずに、自己中心的な利益を追った結果であることを知るといいでしょう。
時の運に乗っていない時。
天の声を聞こうとしないと運を失います。
天の声というのは、心静かにして、身を快から守り、自分の都合のよい大きな利を求めないでいると、自然と導かれるものがあります。
魂を洗うような生き方を今世するための導きに出合うことなのです。
人々の喜ぶことを考えると、時代を超えた発想やアイデアが湧いてくるのです。
心を静めて瞑想して、パワーを求めずに内なる静かな導きの声を聞く練習をすることです。
『すべて苦しいことは警告であり、病は生き方をやり直すチャンスである』ということを知ると、生きるエネルギーが湧いてきます。
つまり、苦しむことにより、業が落ちていくからです。
使命に従って生きる
今世生まれたことには何か意味があるのです。
今世の使命があるのです。
前の生で得られなかった何かを悟るために、今生で学ぶために、この人生を与えられたことに気づいてみるといいでしょう。
人のために尽くすためか、人を救うためか、その人その人にいろんな使命があるわけです。
それを忘れて自分の欲のためだけに生きると、人々の苦情や妨害にあって苦しむのです。
逆に、ずっと流れ続けて、岩があっても避けて自然の方向へ、魂の喜びの方向に流れていくとそこには本当のその人の人生があるのです。
それが今世の使命なのです。
チャンスはやって来る
自分の使命に従っていると、チャンスは向こうからやってきます。
人々の喜びのためにやっていると、天は必ず褒美をくれます。
その人の才能を目覚めさせるチャンス、何かその人にとって人生の分れ目とも言える大きなチャンスというご褒美を必ずくれるのです。
チャンスとは、あたかも闇の夜を光を求めて歩いている旅人みたいなものです。
だから光輝く人のところにチャンスの神は集まってくるのです。
「ありがとう」と言われる人生を選ぶ
良き物を与えると、良き物が返ってくる。
『必ず投げた物が自分に返ってくる』のです。
だから、私たちは良き物、または良き感情を返せばいいのです。
好意と善意の力の大きさを知るといいでしょう。
「ありがとう」とたくさん人から言われた人は、最高の生き方です。神の光のもとに必ず行けます。
このことが『繁栄の法則』の最大のものなのです。
得るばかりでなく、社会への奉仕か、弱者を助ける部分を持つことです。
「ありがとう」と言われることで善意のエネルギーももらいます。
不思議と元気になっていきます。
そしてそれをまた人に返すと、たくさんの人からまた「ありがとう」と言われるし、「きもちよかった、また会いたい」と言われるようになります。
好意のエネルギーがあふれるように集まってくるでしょう。
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北川八郎(きたがわ・はちろう)
http://manganjigama.jp/
昭和19年福岡県生まれ。小倉高校を卒業し防衛大学校に入学するも1年未満で退学する。サラリーマンとなるが人生の答えを求めて退社。インド放浪の後、熊本県の阿蘇外輪山中に居を構え、満願寺窯で自然灰釉の器を創作する一方、自作農業に勤しむ。40日を超える完全断食を二度体験する中で、魂の存在意義、生き方の法則を解悟。