「人生に無駄はない 私のスピリチュアル・ライフ」江原啓之

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「人生に無駄はない 私のスピリチュアル・ライフ」江原啓之

 

人生とは旅と同じです

たましいのふるさとから

この現世に旅に来て

そしてやがて迎える死も

ふるさとへの里帰りにすぎません

そして人生の名所とは

経験と感動なのです

 

人は誰しも、経験と感動を通して心を成長させるために、人生という旅をしに生まれてきました。

 

光と闇

喜びも、悲しみも、すべては光と闇。

喜びを知るために悲しみがあり、さまざまな喜怒哀楽という感動こそが、人のやさしさと愛を育むことになるのです。

ですから、生きとし生ける誰もが、この目的のために生まれてきたのであって、特別な人など存在しないのです。

また、すべての人が、より高い人格を目指す特別な人とも言えるかもしれません。

 

すべて必然

自分に起こることはすべて必然です。

この世の人生において、みずからのたましいの学びと関係のないことを味わうことは一切ないのです。

自分のカルマや波長と無関係なことが、単なる災難として降りかかることはありません。

なにか自分に不都合なことを経験するとしたら、そこには必ず自分自身がより成長し、輝くたましいになるための学びがあるのです。

だからそれは不幸なことではなく、ありがたいチャンスなのです。

 

闇と上手に遊ぶ

闇は、この世の「必要悪」なのかもしれません。

人生に無駄はないように、無駄な闇というのもないのでしょう。

光を知るには、闇をくぐり抜けることが必要なのです。

闇から逃げてばかりいては、人間は成長できません。

大事なのは、闇にふりまわされることなく、闇を上手に遊ぶことです。

蓮の花は泥に浸かりながら、きれいな花を咲かせます。

泥は汚いけれど、その中に栄養がいっぱいあるように、この世の闇もたましいを育てる滋養をたっぷり含んでいるのです。

私たち人間も、泥を吸収しながら大輪の花を咲かせる蓮のように生きたいものです。

 

大我の愛

この世で愛と名づけられているものは、霊的視点に立てば二種類に分けられます。

「大我の愛」と「小我の愛」です。

「小我の愛」は自分のエゴにとらわれた愛のこと。

ひとりよがりの愛です。

一方の「大我の愛」は、ほんとうの愛です。

見返りを求めず、与えるだけの「無償の愛」。

神の愛です。

人生は、さまざまな人間関係にもまれながら「小我の愛」を「大我の愛」に変えていく学びの道程なのです。

「大我の愛」は必ず返ってきます。

「人を幸せにしたい」という無私の心を行動に移した人は、必ず自分も幸せになれるのです。

 

タイミングがある

思いどおりにならないときも決して焦ってはいけません。

なにごとにも、もっとも適切なタイミングがあるのです。

いま叶わないことには必ず理由があり、それはあとからわかるものです。

理由がわかったとき、あなたは待たされてよかったと思うことでしょう。

誰にでもチャンスはめぐってきます。

それを信じて待ちながら、いつチャンスが来ても受けて立てるよう、実力をたくわえておくことが大切です。

 

病気もトラブルも成長のチャンス

病気も、人生上の悩みやトラブルも、意味もなくふりかかってくる災難ではありません。

必ずそうなったカルマと波長があってのことです。

本人がそこから学びを得て、自分のたましいの歪みに気づき、克服するよう務めることが一番大事です。

完全に克服できたときには病気やトラブルはもはや不要になり、解消していくものです。

病気もトラブルも成長のチャンスです。

人は弱い生きもので、自分にとって不都合なことをすべて災いとして片づけようとします。

そうではなく、感謝すべき恵みなのです。

 

内観こそ人生

人生には、ときに苦難や悲しみが訪れるものです。

そして、その時はじめて、自らを見つめる内観をするのが通常ではないでしょうか。

自らを見つめるには、己の未熟さをも正視しなければなりません。

そう考えると、実は、つまずきこそが自分にとってとても優しい存在なのだと思います。

この世の学びは「光と闇」。

つまずくことが学びとなる一方で、喜びを感じることもまた、学びとなるということなのです。

 

「光と闇」

このコントラストこそ、人生をより輝かせるのだと、私は私のこれまでの人生を通して実感しています。

 

 

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江原 啓之
http://www.ehara-hiroyuki.com/
1964(昭和39)年、東京生まれ。スピリチュアル・カウンセラー。1989(平成元)年にスピリチュアリズム研究所設立。テレビ、出版、講演活動を行うほか、スピリチュアル・アーティストとして、CD『小さな奇跡』『愛の詩』なども発表

 

 

 

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