「過去世セラピー」ネビル・ロウ

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「過去世セラピー」ネビル・ロウ

 

過去世回帰は、子ども時代からさらに、過去世までさかのぼって見ていきます。

その人の現在の問題がどこに起因しているのか、もともとの原因になっている出来事を突きとめ、それがどのように現在に影響を及ぼしているのかを探っていきます。

トラウマになるような出来事は、人生のどの時期にも起こりうるのです。

それは今生かもしれませんし、二千年前の過去の人生で起こったことかもしれません。

過去世回帰は、セラピーのひとつと言えます。

また、ある問題の原因が過去世でなく、未来世にあることもあります。

未来世も、過去世と同様に今の自分に影響を与えます。

実は肉体を持った人生は、いくつもが同時に起こっているのです。

 

解放のチャンス

過去世ワークは、自分自身について、より深く知るための手段のひとつです。

私たちは自分について知りたくない部分があると、それを奥深く抑えこんで生きています。

否定的だと思われるようなことが表面化するのを怖れています。

しかし、それはまさに私たちの人生の一部なのです。

私たちはその否定的な側面も抱きしめ、受け入れてあげる必要があります。

否定的なイメージが出てきたときこそ、それを抑圧したり無理に変えようとせず、出てくるにまかせます。

それは解放のチャンスなのです。

 

過去世ワークで自分を知る

私たちは過去世のなかで身につけてしまったパターンやこだわりが、潜在意識のなかにたくわえられているために、それらが知らずに制限となって、さまざまな形で今の人生に持ちこまれています。

過去世を思い出すことで自分の潜在意識のなかに入っているものを見つけ出し、本当の根本原因を癒していって、大きな成果を得ている人がたくさんいます。

過去世を見ることは、自分自身を知るうえで非常に重要なカギを与えてくれるのです。

 

私たちはスピリチュアルな存在

私たちはすべて、本来不死なるスピリチュアルな存在です。

私たちは生まれてくる前に、ひとりひとりが人間として、この肉体を持つということを選択しました。

すべての人は、この地球という惑星において、生きていこうとしているスピリット、魂なのです。

スピリチュアルな存在として、私たちは時間的、空間的にどのような存在のなかにも入っていくことができます。

無数にある可能性のなかから、今回はこの地球という惑星に降りてきて、人間として生きることを選んだのです。

私たちはすべて、この宇宙の『すべてなるもの』の一部として生きています。

この『すべてなるもの』とは、「神」「創造主」とも呼ばれています。

私たちは、その『すべてなるもの』のなかで、自分を探究している、普遍的かつ永遠の存在です。

だれもが創造主の一部であり、人間という肉体を持って生きていこうとしているスピリチュアルな存在なのです。

 

自分の内側の本質とつながる

私たちは肉体を持って生きているときには、自分のスピリチュアルな本質を忘れてしまいがちです。

何かを得ようとすればするほど、自分の本質から遠ざかってしまいがちです。

そういうジレンマから脱出する方法はただひとつ、自分のなかに入っていくということです。

あなたの真のソウルメイトは、あなた自身の本質です。

あなたが本当に自分の内側の本質とつながったとき、外側にあるものは何も必要なくなります。

自分の幸福のつくり手は自分自身だということがわかるでしょう。

そして自分を癒せるのは、究極的には自分自身だとわかるでしょう。

 

あなたが自分自身の「源」

あなたが、自分自身の「源」です。

あなたがそういう生き方をしていけばいくほど、もっとその考えはあなたの生活のなかに流れこんでくるようになります。

自分という存在は、実は普遍的で宇宙的な存在だということを理解しはじめるでしょう。

あらゆるものは、私たちが神と呼んでいるもののひとつの側面です。

私たちはもともと神と切り離された存在ではないということを思い出していけば、神や『すべてなるもの』が自分を通して、ここに映し出されていることに気づくでしょう。

私たちが神聖で、スピリチュアルな存在としてこの肉体を選んだということを、忘れないでください。

どんな理由があったにせよ、それは偶然や不運ではなく、私たちは自分の意識をこの肉体、この現実世界に集中させることをみずから選んだのです。

 

あなたはユニークな存在

あなたは本当にすばらしくユニークな存在なのです。

自分のユニークな美しさを祝福し、受け入れてください。

ほかの人と比較するのではなく、あるがままの自分自身の姿をです。

それが自分を愛するということです。

自分自身を愛し、受け入れることが身についたとき、ほかの人を愛することができるようになります。

人が何をしても、それに対して良い悪いの判断をくださないようになります。

それが真の愛です。

 

ハイアーセルフとは

私たちのスピリチュアルな本質、それが『ハイアーセルフ(高位自己)』です。

ハイアーセルフとは、私たちのなかでスピリチュアルな中心をつかさどっている部分です。

ハイアーセルフ、魂、霊、神、宇宙意識、キリスト意識、・・・どんな呼び方をしてもかまいません。

私たちが体験しようとするのは、神は自分のなかに存在しているということです。

神とは、あなたの外側にある自分以外の何ものかではなく、実はあなた自身なのです。

ハイアーセルフとは、私たち自身のスピリチュアルな中心、本質のことです。

まず、私たち自身がハイアーセルフだということに気づいてください。

自分のハイアーセルフとつながって、その無条件の愛を感じると、自分自身に優しくしてあげることが

できるようになります。

自分が本当に神聖な美しい存在であるということを、世界に対して放射しはじめます。

スピリチュアルなエネルギーがあなたを通して輝きはじめます。

 

ハイアーセルフと同調する

私たちのハイアーセルフは、なぜ私たちがここにいるのかを知っています。

なぜ自分がここにいるのかが知りたければ、自分のハイアーセルフともう一度同調すればいいのです。

それはたまたま不運や偶然で起きたのではなく、私たちがとても神聖な、スピリチュアルな存在としてこの肉体を選んだ理由を思い出すでしょう。

ハイアーセルフは、自分のなかにあって、自分に一番いい道を見つけ出してくれる存在です。

このハイアーセルフと同調したとき、直感やひらめきという形で、自分の知的な部分にメッセージがやってきます。

 

宇宙的一体感

ハイアーセルフを通して、私たちは宇宙の情報に直接アクセスすることができます。

ハイアーセルフは創造の源、存在するものすべてとつながっています。

そのつながりをずっとさかのぼっていくと、どこかですべてとつながります。

ハイアーセルフを思い出していくと、私たちはもともとみんなひとつだったという、宇宙的一体感が思い出されるでしょう。

目の前で起こることすべては、この宇宙的一体感を思い出すための機会になっていきます。

ひとりひとりが別々の個人だという分離感や疎外感、それぞれの個別の体験というものは、実は幻想なのだと気づくでしょう。

これらは、私たちが自分たちのためにつくりだした幻想です。

私たちがそれを経験してみたかったから創造したのです。

 

瞑想とは

瞑想の最も重要なポイントは、まず自分を信頼することを学ぶ点にあります。

瞑想をすると、すべての答えが自分のなかにあったことに気づくでしょう。

私たちはほかの人から情報を得るというゲームをしているけれども、究極的には自分自身から情報を得ているのです。

実際にあなたのハイアーセルフはすべてを知っているので、瞑想のなかで答えを得ることができるのです。

 

 

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ネビル・ロウ Neville Rowe
1940年ニュージーランド生まれ。英国に渡り電気工学関係の仕事に携わるが、ふとしたきっかけで過去世回帰の本に出会い友人とゲーム感覚ではじめたことが、のちのワークショップにつながっていった。セルフ・エンパワーメント(自分自身に力を取り戻す)に導くヒプノセラピストとしても活躍。1978年より米国に移り、初来日は91年。その温かな人柄は、米国のみならず日本でも多くの人々を魅了した。1994年、山岳事故により死去。

 

 

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