「チャクラ 癒しへの道」クリステイン・ペイジ

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チャクラ 癒しへの道  クリスティン・ペイジ

人がたどる道

人の一生とは深い気づきへの旅、自分自身を知るための旅です。

意識が成長するにつれ、スピリチュアルな世界にますます意識的になり、偉大なるプランの中で自分の果たすべき、小さいけれども重要な役割についての認識が深まります。

人間が真に霊的な存在になるためには、魂とパーソナリティは統合される必要があります。

魂が完全に肉体に宿ったときに初めて、尾骨のあたりにとぐろを巻いて眠る蛇「クンダリニー」が目覚め、上昇します。

クンダリニーを意識的におこなうことはできませんが、意識が進化する過程の中で必要な階段を上がっていくと、ある段階で自然にこの現象が起こります。

 

病気でバランスを回復

多くの病気は、肉体という媒介を通してアンバランスを調整しようとする試みです。

宇宙の法則に基づくなら、調和が乱されたときには、健全な状態に戻ろうとする動きが必然的に生じます。

心身に衰弱や消耗の兆候があらわれたら、友人からの助言と考えるべきです。

身体は、不調を訴える機会を待っていたのです。

病気は、バランスを回復するための自然なプロセスの一つです。

 

病気は人生の転機

病気は人生の危機と受けとめられがちですが、ギリシャ語で「決意」を意味します。

つまり、病気は人生の転機なのです。

バランスと平衡状態を取り戻す必要性は、時として人知を超えたスケールで測られるため、同時に多くの人々の人生に「危機」として出現します。

人の肉体には、つねに調和的な状態を維持しようとする機構が備わっているので、不均衡を早期のうちに発見し、問題を修正して最良の状態に戻ろうとします。

しかし、こうした調整機能が心のもたらす影響力によって凌駕されてしまうと、やがてアンバランスは危機的なレベルにまで達します。

そして全体の調和を取り戻すために、病気となってあらわれるのです。

 

影は友人

心理学者のユングは、内面の二元性における否定的で暗い面を「影」と呼びました。

見たくないものから逃げようとすればするほど、影はどんどん濃く広がっていくので、影の存在を友人と思って対面するべきです。

影が出現するのは、自分自身と魂との間に距離をおいたときだけなのです。

自分自身の意識を、外界の影響から遠ざけ、魂の語りかけに向けることができれば、たとえ痛みや悲しみを感じても、通るべき道をたどっていることがわかります。

 

魂のいる場所

魂の視点に立つと、この世に失敗はなく、ただ物事が流れているだけです。

しかしパーソナリティのレベルでは、私たちは対立する二極に直面します。

成功か失敗か。

喜びか悲しみか。

積極的か、消極的か。

幻想の世界をつくりあげているのは、他でもない私たち自身です。

過去の経験からよしと判断した行動ばかりをとるのは、同じ場所をただぐるぐると回っているようなものです。

 

これとは別の生き方があります。

顔を上げ、魂のいる場所をめざすのです。

そこには、いっさいの判断も条件もない愛があふれています。

 

肉体を愛する

肉体は、魂が宿る神聖な寺院のようなものです。

肉体が存在しなければ、この地球上で旅を続けることはできません。

ですから、神聖なものが崇められるのと同様に、肉体も敬意をもって扱われるべきです。

しかし、物質的身体は人生における最良のものを経験しながら、同時に増悪・敵意・怒り・苦痛といったものまで運ばなければいけません。

外界の汚染よりも、内部で生産される汚染物質によって、寺院は破壊されていくのです。

肉体という乗り物を愛することは、完全なる愛や全体性へと向かうための第一歩です。

 

チャクラとは

チャクラは、たくさんの花弁をもつ花にたとえられることも多く、花の中心部には魂のエネルギーが満ちていて、高次の自己と結びついています。

チャクラという花が大きく開花すればするほど、私たちは魂のエネルギーと調和し、各チャクラに関連する霊的な資質との結びつきを深めることができます。

近年までは、すべてのチャクラが活動していたわけではなく、大多数の人は、第一から第四チャクラのエネルギーに頼っていました。

しかしながら、水瓶座の時代が到来し、新しい時代のエネルギーが太陽系にもたらされ、胸のチャクラと頭頂のチャクラが目覚め、人類の意識改革が始まったのです。

 

チャクラと病

今日の世界を見ると、病気の多くが低位のチャクラに関係しています。

現代人は、霊的な自己に目を向け、自分を見失うまいと心の中で格闘しながらも、外の世界では社会的な立場を維持する努力をしなければならないという困難な問題に直面しています。

霊的な存在であるはずの人間が、いつまでもアストラル体のレベルにとどまっているため、身体上に病気が発生するのです。

誕生した瞬間から、私たちの魂は意志をもち、自身のスピリットから発せられた刺激が背骨を通って下降し、魂が大地に到達することを望んでいます。

そのとき私たちは自分の力でしっかりと立ち、地に足をつけて生きることができます。

精神と物質が根のチャクラで融合すると、私たちはこの地球で完全にして聖なる存在として生き、私たち自身であることのすべてを表現し、「使命を果たす意志」があることを表明します。

 

直観は永遠の友

直観は永遠の友です。

直観は、睡眠中や瞑想中など、私たちが闇の中にいるときに響いてくる声です。

また直観は、私たちがもっとも答えを必要としているその瞬間に、さまざまな使者の手で私たちに届けられます。

直観は、人間関係のごたごたに巻きこまれて、自分を見失っているときは、私たちをくり返し導き、魂の歩むべき道へ立ち戻らせようとします。

直観は私たちに、過去や未来にとらわれて力をすり減らすのはやめて、「今この瞬間」に生きるよう告げるものです。

直観は、心のもつ多様な機能の一つではなく、「あるべき道」です。

その道を歩くとき、人は今この瞬間を生きることができるのです。

 

生きる目的

生きる目的とは、

あなた自身を愛しなさい。

他者を愛しなさい。

すべての創造物を愛しなさい。

短い言葉ですが、実行しようとするとその奥深さが感じられます。

最高の目的は、自身を見つけること、宇宙の根源とつながること、人類に対して真剣に献身することです。

 

 

チャクラ 癒しへの道  クリスティン・ペイジ
チャクラ 癒しへの道―新しい「健康」の発見

クリスティン・ペイジ(Christine Page)
http://www.christinepage.com/
医師。ホメオパシー療法医。現代医学と古代の叡智を融合させるホリスティック医学の提唱者として、世界各地で講演をおこない、ワークショップを主宰する。スピリチュアリティや直観力の大切さを語りながら、薬物や科学的治療だけに頼らないアプローチの重要性を訴えつづけている。100万部を超え世界的なベストセラーとなった本書を含め5冊の著者があり、瞑のCDも多数。イギリス生まれ。現在、アメリカ・カリフォルニア州在住。

 

 

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