私たちの誰もが、恐れ、怒り、抑鬱、不安、嘆きといったように、何らかの形で自分に限界を感じたり、窮屈に感じるといった問題を抱えています。
けれども、そうした問題がどれほど深くても、あなたには完全に解放され、もとどおりに癒される可能性があるのです。
あなたには、問題の根本的な原因にたどり着き、ついにはそれを解決して完全に手放し、自分を解放して真の自己を十二分に発揮し、自らの可能性の最大限を生きることができるのです。
純粋無垢なダイヤモンド
誰もが皆この世に純粋無垢で何の傷もないダイヤモンドとして生まれてきます。
でも成長する過程で、試練や痛みや苦しみがその本質的な輝きをゴミの山で隠してしまうのです。
でも、とても幸運な場合には、人生が贈りものを差し出してくれます。
それは、「目を覚ましなさい」という呼びかけです。
何かが起こり、内面の奥深くから射すまばゆい輝きがほんの一瞬垣間見えるのです。
そして、とても幸運だったなら、その後の人生を、このうえない美と真の自由という故郷に向かって旅し、自らが、これまでずっと純粋無垢で傷ひとつないダイヤモンドだったこと、そしてこれからもそうであることを発見するのです。
全てのできごとには理由がある
全てのことは、理由と目的があって起こるのです。
病や身体的な障害が私たちに教えようとしていることを学び、細胞の中に蓄積されている感情的な問題を手放して初めて、肉体的にも、感情的にも、スピリチュアルにも、あらゆるレベルでの真の癒しと治療が始まるのです。
素晴らしい贈りもの
私たちの誰もが何らかの問題に「捕らえられ」ています。
誰もがみな、人生の途上で否定的な感情を味わっているのです。
でも、感情的問題は、誰もが捕らえられるものです。
皆が幾重もの感情の層にどんどん入って行くことができ、苦痛を超えて真の自分自身を発見することができたなら、どれだけ素晴らしい贈りものとなるでしょう。
玉葱の皮のように感情の層をむいて、その中心にある愛と安らぎを見出すことができるのです。
抑圧された感情を手放す
私たちは皆「交通渋滞のせいで腹が立つ」とか「ニュースを聞いて頭にくる」とか、怒りの原因になるものが私たちの外にあると思うのです。
でも実際には怒りは私たちの内面に蓄積されているのです。
そうした外的な状況はただボタンを押すように、既にそこにあった怒りの感情を呼び覚ますのです。
怒りのほかにも、いろいろな類の抑圧された感情が内面に蓄積されていて、外的な状況はただ既にそこにある感情のどれかを呼び覚ますきっかけとなるだけなのです。
時おり病気は、私たちへの最も偉大な贈りものになることもあります。
抑圧された感情を手放すということで、病気が本来の自分を取り戻させてくれたのです。
この瞬間に生きる
自分の全存在を、何であれ今行っている作業に集中してみて下さい。
全意識を本当に集中し、完全にそれと共にいるなら、全く思考のないときに常にそこにある、時間を越えた意識を体験し得るでしょう。
毎瞬毎瞬を、決して果てることのない「今」の連続として生きている自分に気づくでしょう。
今という瞬間の気づきです。
その中には純粋な素朴さ、思考のない静けさ、そして完全に恐れない状態があります。
思考があなたの気を逸らしていない意識の状態では、行動はとても自由で能率的に流れるように起こります。
永遠の愛
肉体は老いて死にます。
所有物はなくなり、人間関係も去り、ライフスタイルも去って行きます。
でも自分というのは、ありとあらゆるものがやって来ては全て去ったそのときにも存在している
『愛』なのです。
永遠の愛なのです。
唯一の本当の愛なのです。
唯一やって来り去ったりすることのないものです。
それは自分が真実でいる価値のあるたった一つの愛です。
これが唯一共にいる価値のある愛なのです。
本当の自分を知る
感情的あるいは肉体的な困難が、実は自分を目覚めさせる目覚ましの役割を果たしたことがわかり、人生で最も素晴らしい贈りものだったということに気がつくのです。
自らの魂という計り知れない美しさに目覚めるのです。
自分の心の中に密かに包み込まれ、いつもそこにあったのに知らずにいた愛の存在に目覚めるのです。
人々は癒しのためにやって来て、神の王国が自らの中にあるのだという気づきを手にして帰って行くのです。
「癒しへの旅」
ブランドン・ベイズ(Brandon Bays)
http://www.thejourney.com/
http://www.thejourneyjapan.com/
自己成長の分野におけるもっともダイナミックで革新的存在の一人。 講演家としも、アンソニー・ロビンズやウェイン・ダイアー、その他の自己啓発の分野での先駆者的リーダーたちとともに演壇に登場している。現在はイギリスに住み、ワークショップやリトリート、そして個人セッションを行っている。