「運命好転十二条」小林正観

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宇宙的に言うと、「運命」に良し悪しというものはありません。

「運命」が好転するということもなければ、「運命」が悪くなるということもありません。

私たちの人生は、生まれる前に、自分でシナリオを書いてきたようなのです。

そのシナリオのとおりに人生が展開していくので、初めから「運命」というものは決まっています。

よって「運命」が良くなったり悪くなったりということは、宇宙的には存在しないのです。

 

ただし、宇宙的ではなくて、個人の感覚で「運命」の良し悪しというものを決めることはできます。

自分が「運」をどのように認識するかによって、今までのこと、現在・未来のことが、全部「運」がよかったり、悪かったりに変化します。

事実としては何も変わっていませんが、自分の認識によって良くなったり悪くなったりするのです。

 

最高の幸運

本当に「運」が良い人、「幸運」が続いている人というのは、何も起きずに平穏な日々がずっと続きます。

普通に食べられる。普通に仕事ができる。

普通に歩くことができる。

これが最高の「運」の極みだと思います。

幸運でラッキーな人は何も起きないのです。

何も起きないことが最高の幸運なのです。

 

「笑い」とは「肯定」

「笑い」とは「肯定」です。

大きな声で笑う、その笑い声に接することと、魂がどんどんきれいになっていくような気がします。

他人だけではなく、自分の魂も純粋になっていくのではないでしょうか。

「笑い」によって、人間の魂はどんどん浄化されるような気がします。

 

また、笑うことのよって、脳内に脳内物質が形成されます。

この脳内物質は、免疫力を強化し、血液をさらさらにし、さらに痛みの中枢に直接働いて痛みをマヒさせるという三つの作用を持っています。

この「脳内モルヒネ」をたくさん分泌させる方法は、「笑い」「幸せを感じること」「感謝すること」です。

 

私たちは笑ってしまえばいいのです。

笑うことによって、体がどんどんよくなったり、健康を維持できたりします。

お金もかかりません。

さらに、自分も楽しくなると同時に、周りも楽しくします。

大きな声で笑うということを、少しずつ身に付けてみてはどうでしょうか。

 

神を讃えることば

「ありがとう」は「有り難し」から来た言葉です。

以前は「有り難い」「有り難し」という言葉は、神に向かって使われる言葉、神を讃える言葉でした。

天に向かって手を合わせて、神に向かっての表現だったのです。

 

私たちが「ありがとうございます」と言ったときには、天上界における神、あるいは宇宙は、自分に向けられた言葉として、カウントするようになっているようです。

 

パワーが内在する言葉

「ありがとう」という言葉には、大きなパワーが内在しています。

大きな 大きな 力を秘めているのです。

鉱物、植物、動物、空の雲、そして人間、この五種類のものに対して、「ありがとう」という言葉が使われたとき、その「ありがとう」を浴びせられた人は、必ず「ありがとう」を言った人に対して、味方をしたくなる、応援をしたくなるという、宇宙の大法則です。

鉱物から人間まで五種類のものを、「ありがとう」によって味方につけることができると、さらに六番目の味方が、おみやげについてきます。

それは、「神様の応援・支援」です。

天上界が応援・支援に回ってくれるのです。

 

感謝の塊

私たちはただ普通に生きていること自体が、「感謝」の塊なのです。

耳が聞こえること、歩けること、しゃべれること、物が食べられること、これらも普通ではないし、当たり前のことではありません。

そういうことの一つ一つ、日常生活全部が「ありがたい」ことに満ち満ちでいます。

当たり前のことなど一つもありません。

全部すべてが「感謝」の対象なのです。

何事もなく普通に普通の生活できること、これがありとあらゆる「感謝」の集積です。

「感謝」をすべきものが、ぎっしり詰まっています。

 

「運命」とは、運ばれてくるもの

「運命」とは、運ばれてくるもの。

いろんなものに運ばれてきます。

基本的には人に運ばれる「命」ですが、さらにいろんな生物、あるいはいろんな無機物、天上界の方々によっても運ばれてきます。

 

「天運」をたくさん味方にして、楽しい人生をお送りください。

 

 

運命好転十二条

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小林 正観(こばやし せいかん)
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1948年、東京都生まれ。中央大学法学部卒業。
学生時代より潜在能力や超常現象に興味を持ち、旅行作家のかたわら研究を続け、今日に至る。
年間約300回の講演会の依頼があり、全国を駆け回る生活を続けている。『宇宙を味方にする方程式』(致知出版社)、『「そ・わ・か」の法則』(サンマーク出版)、『もう一つの幸せ論』(ダイヤモンド社)など著者多数。
2011年10月12日永眠。

 

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