「あの世に聞いた、この世の仕組み」雲黒斎

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何かを考えると、宇宙がその考えをそのまま反映し、現実をつくり出す。

宇宙は、おまえの思考をもとにおまえの現実を与えている。

これが基本法則だ。

夢や希望は追い求めてはいけない。

引き寄せるんだ。

 

何者でもない

自分の存在の本質は、何者でもない。

特別さなど、どこにもない。

それが真実だ。

もともとが「何者でもない存在」だから、どうあがいても「何者か」になることはできない。

何者かになろうと頑張れば頑張るほど自我が拡大し、自らを、また、周囲を苦しめる結果となる。

自我という名の壁がなくなったとき、本当の自分と大いなる存在が一つになり、存在本来の姿(全体)となる。

「自分」の意味が、自我から真我へ逆転する。

 

あるのは「いま」だけ

本当は、「過去」も「未来」もない。

あるのは、ただ「いま」だけ。

「時間」は、実在しない幻想。

唯一のリアリティは「いま」だけ。

「過去」は「過ぎ去った」ということ。

だから、もうない。

「未来」は「未だ来ない」ということ。

だから、まだない。

過去の栄光にしがみつき、未来の心配に明け暮れ、昨日の出来事を後悔し、明日に希望を抱き、そうやって唯一の現実である「いま」を置き忘れて、「頭の中の世界」にはまりつづけている。

実在するリアリティは、いつだって「いま」だけ。

 

すでに幸せ

おまえは、実はもうすでに、とてつもなく幸せなんだ。

なぜなら、「幸せ」は、かけ離れた別な何かではなく、自分の存在自体が「幸せ」そのものだから。

 

夢が叶わなくても、幸せでいることができる。

何もしなくても、幸せいることができる。

なぜなら、本当は「状況と幸せは無関係」だからだ。

大事なのは、「幸せになること」じゃない。

「幸せであること」だ。

 

幸せを見つけ出せるのは、いつだって、「いま」だけ。

 

 

あの世に聞いた、この世の仕組み

雲 黒斎 サンマーク出版 2010-03-19
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by ヨメレバ

雲黒斎
http://blog.goo.ne.jp/namagusabose
1973年、北海道生まれ。グラフィックデザイナーを経て札幌の広告代理店に入社。2004年、セロトニン欠乏による記憶障害をきっかけに、突然の霊的な目覚めを体験。その経験をもとに立ち上げたブログ「あの世に聞いた、この世の仕組み」が大きな話題に。2010年、ブログと同名の著書を発表。現在は東京を拠点にブログ更新や執筆活動、全国各地でのトークライブを通じて、ユーモアあふれる人生哲学を発信している。温水便座の水圧を、最強にして使用するのがモットー。主な著書に『あの世に聞いた、この世の仕組み』『もっと あの世に聞いた、この世の仕組み』(サンマーク出版)、『極楽飯店』(小学館)がある。

 

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