私は60歳の頃、原因不明のまま臨終を迎えました。
それからどれぐらい時間が経ったかわかりませんが、四次元世界の声が聞こえました。
『この者にはまだ使命が残っているから、今死なすわけには行かない』と言うことを聞きて、私は魂の記
私の魂は人々に大自然の法則を教え、各自の魂の向上をはかることを教える使命と目的をもって地上に転生輪廻して来たのに、60年間、事業と仕事に没頭して、本来の目的をすっかり忘れていたのです。憶が思い出したのです。
このまま生命を失い、何も使命を果たさず霊界に帰ることを考えたとき、身体がブルブル震え、私は跳ね起きました。
死を目前にして、やっと本来の使命を思い出し、目覚めました。
不思議なことに、目覚めてから病気の症状が全くなくなり、一か月後、原因不明のまま退院しました。
絶対愛に生かされている
「絶対愛」とは大自然(神)の愛です。
地球上の万生はこの愛によって生かせれています。
自分の力で生きているのではありません。
生かされて、生きているのです。
すべての生命は大地より生まれ、大自然の絶対愛によって育まれています。
大自然の絶対愛によってつくられた、光、熱、空気、水、大地の恵によって、私たちの生命は維持されています。
素直な心で感謝しなければなりません。
幸せの種子をまく
私たちは毎日の行動の中で「幸せの種子」「愛の種子」をまかなくてはいけません。
「幸せの種」とは「愛の心」「感謝する心」「おもいやりの心」「人の幸せを願う心」「明るい建設的な心」を持つことです。
魂の生命は死後も続きます。
現世でまいた種子の一部は、本人の生きている間に現象化しますが、死後の世界にも顕現して、自己が責任を取らされます。
早く幸せになる秘訣は、他人の幸せを見つけて、自分のことのように喜んであげることです。
魂の波動を高める方法
魂の波動を高める方法は、難しいことではありません。
ただ『一人では生きられない。私は生かされている』ことを認識し、そのことに対して『ありがとう』という感謝の気持ちを表せばいいのです。
感謝することで魂の波動は上がります。
「ありがとう」の言葉を覚えることは、人間としてのスタートです。
この言葉が意味する感謝の気持ちを持ち続けることが人間としての基本です。
感謝すると同時に、奉仕の気持ちを忘れてはいけません。
してもらったらお返しをしなければいけません。
運命のシナリオは自作自演
人間の一生はお芝居のようなものです。
シナリオ(台本)があります。
台本は一生の運命設計図です。
この台本からソフトを作ることが必要です。
どんな高性能のコンピューターでもソフトが無いと動きません。
人間を行動させるにはソフトが要ります。
よい台本があり、それを元にして出来上がったソフトがあなたの運命を作るのです。
幸せのソフト
幸福のソフトとは、次の五項目です。
今日一日 親切にしようと想う
今日一日 明るく朗らかにしようと想う
今日一日 謙虚にしようと想う
今日一日 素直になろうと想う
今日一日 感謝しようと想う
ソフト作りには原則があります。
実行しては駄目です。
意識して実行すると失敗します。
強く想うだけにするのです。
紙に書いて目の前に張っておき、小さな声で唱えるだけです。
すぐにソフトは完成しません。
一年ぐらいすると、ようやくソフトが自動的にでき上がります。
お金の法則
お金は使う人の心によって、人を幸せにしたり不幸にします。
お金は流通の過程で、多くの人の執念の波動エネルギーが込められます。
ただの紙切れでなく意識を持っているのです。
お金は無駄に、無価値に使われることを極端に嫌います。
世のため人のために役立っているとプライドを持っています。
お金のプライドを尊重して、正しい生活のために、よく考え感謝しつつ使わせて頂き、一部を社会のために使う。
そうすると、お金は感激して仲間を誘ってあなたの所へ帰ってくるでしょう。
心の世界へ貯金しよう
お金を銀行や郵便局に貯金するように、心の世界にも貯金制度があります。
心の世界では、愛の心、思いやりの心、親切な心で人のために奉仕したり、ボランティア活動などをした時に、天上界のあなたの預金通帳の入金欄に記入されます。
中国ではこれを「徳を天に積む」といいます。
この預金はあなたの生存中に使うこともできますが、多くは子供さんや子孫が困ったとき払い戻されます。
これを「先祖の徳をいただく」といいます。
神々の世界
四次元世界の霊界も、地上と同様に神々の組織と法則により霊魂が指導、管理されております。
霊界は波動の世界です。
神界以上の魂は神、霊界の魂は霊人、幽界の魂は浮浪霊、地獄に落ちたものは地獄霊と呼ばれています。
日本の正式の神とは伊勢神宮の「天照大神」と、各地の一の宮と、居住地の氏神です。
「天照大神」は国家と民族を守り、各地一の宮は地方市町村を、氏神は家族と個人を守護しております。
毎日心の中で祈り、感謝するだけで、自動的に守られるのです。
指導霊の力を借りる
指導霊というのは必要なときに付く霊です。
守護霊が指導霊を呼んでくるのです。
指導霊の付く人をプロ、付かない人をアマチュアと呼びます。
学者、医者、科学者、芸術家、哲学者、宗教家、発明家などには、指導霊が付かないとなれません。
指導霊よりも本人がレベルアップしたら、もっと高水準の指導霊に交代します。
指導霊の力を借りて一生懸命にチャレンジすれば、ほとんどのことがうまくいきます。
その際非常に大事なことがあります。
それは「謙虚である」ということです。
守護霊や指導霊のおかげで良い仕事ができることを忘れずに、常に感謝の気持ちを持って謙虚になることが大事なのです。
さらに、一週間に一回は反省することです。
この反省が、守護霊を活性化させるのです。
守護霊も指導霊もあなたを助けてくれます。
彼らと手をつないでともにレベルアップしていけば、自然に幸せに近づいていけます。
不運より脱出する運命の法則―あなたは必ず幸せになれる | ||||
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中川昌蔵(なかがわしょうぞう)
1914年、大阪市に生まれる。旧制中学卒業後、20歳で単身中国に渡り、天津と北京で電気機器の販売会社を設立するが、敗戦で全財産を没収される。1946年から大阪・日本橋で家電量販店を経営。1979年の大証2部上場を機に代表取締役を辞す。以来精神世界、霊性世界に没入、講演活動を行う。2002年8月ご逝去。