ホ・オポノポノでは世の中に起こる問題は、「潜在意識のなかの情報（過去の記憶）の再生」と考えます。
悩みや病気を抱えていたり、会社のことで悩んでいたりするのならば、それは「過去の記憶」のせいとします。
そのため、自分の潜在意識にある情報を修正することによって問題を解決することができるのです。
しかも、他人に起こる問題も、「他人の問題」を体験している自分自身の情報を修正することによって、解決することができるのです。
問題を解決するための方法も非常にシンプルです。
「ごめんなさい」
「許してください」
「ありがとう」
「愛してます」
この四つの言葉をただ繰り返して言うだけで、すべての問題を解決することができます。
この言葉によって、わたしたちの潜在意識のなかにある情報は清められ、「ゼロ（空）」の状態に限りなく近づいていくのです。
もともと成功している
ホ・オポノポノによるビジネスの最大の特徴は、「成功しようと期待しない」ということにあります。
ホ・オポノポノが成功を求めないのは、もともと人はみな成功している完璧な状態であると考えているからです。
ホ・オポノポノは、成功していて完璧な「本来の自分」に戻るための方法なのです。
そもそも人は生まれながらに完璧な存在であり、「神聖なる存在」から光がいつも直接届いています。
この光がインスピレーションであり、このインスピレーションに基づいて人が行動するとき、その人は自分の役割を全うしています。
つまり、本来的に持っている才能を最大限に生かしているのです。
エゴを捨て去り、光の届いている悟りの状態という人の本来的なあり方でインスピレーションを受け取るとき、人は最も自分らしくあるのです。
わたしたちは、物事がうまく運ばないとすぐに自分の「外」に問題があると思いがちです。
しかし、すべての問題の原因は、会社がうまくいかないことも含めて、自分の潜在意識の「なか」の情報に原因があるのです。
一つの生命体として自分の会社を大切に愛してあげれば、「企業本来の力が最大限に発揮できる」ように、その目的である利益を出すために会社が自ら動いてくれるのです。
すべては自分の責任
ホ・オポノポノの特徴は、「すべての出来事は100％自分の責任である」と考えることです。
「100％自分の責任である」ということから、自分以外の問題についても責任を取って解決する努力をするのです。
他人に関する潜在意識の情報は、自分とその他人で共有しています。
その共有している潜在意識のなかの情報をクリーニングすることによって、他人の情報も消去することができると考えるのです。
ホ・オポノポノの本質
ホ・オポノポノの問題に対する考え方は「自分のなかの潜在意識に一体何があって、この現象を自分が生み出しているのだろうか」ということを常に探究するのです。
その情報（過去の記憶）を消去することによって、問題の原因を取り除くのです。
原因がすべて自分のなかにあると気づいたなら、その問題に対して課題として前向きに取り組んだり、解決のための努力を進んで行ったりすることが可能となるのです。
さらに一歩進んで、何か問題がある人に出会うということは、自分自身をクリーニングする機会が与えられていると考えることができます。
つまり、問題はわたしたちが自分自身をクリーニングするために起きているのです。
問題を起こしてくれる人、運んでくれる人は、わたしたちがクリーニングをするための機会をわざわざ与えにきてくれるありがたい人たちです。
生きる目的
わたしたちの生きる目的は、「自由」になるためではないでしょうか。
「自由」とは、何事にも執着せずすべてのことを手放すことができること、すなわち悟り（ゼロ）の状態のことをいいます。
さらにいえば、人生の目的はただ「自由になる」ためではなくて、「過去から自由になる」ために生きていると考えられます。
では「過去」というのは何かというと、常に再生されている情報（過去の記憶）を生きるということです。
常に再生されている過去の記憶から解放されて、過去ではなく、今を生きることができるのです。
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イハレアカラ・ヒューレン
http://blog.hooponopono-asia.org/
現代におけるホ・オポノポノの第一人者。ハワイの伝統的な問題解決法「ホ・オポノポノ」に、故モナ・ナラマク・シメオナ女史がインスピレーションに基づいて発展を加えた「セルフ・アイデンティティ・ホ・オポノポノ」(SITH)を継承する
