人は何でこんなに何度も生まれ変わり輪廻転生を繰り返すかというと、それは劣等感を克服するということが、一つの修行だからです。
劣等感は心の中にあるから劣等感は出世では解決できません。
また、いくら人がチヤホヤしても解決できません。
もし自分が不幸なら、自分の中に劣等感があるのではないかと考えてください。
劣等感からの解放
この劣等感という呪縛からどうやったら解き放されるか。
気がつけばいいのです。
ああ、ただそうなんだ。
自分は未熟な親を選んで生まれてきてる。
それで、この劣等感をなくす、やめる。
これが今生の修行なのです。
何回生まれても、劣等感を持ったまま幸せになることはできないのです。
できるだけ人に劣等感を与えない。
それができるようになるのが、今生の修行です。
神様が認めくれている
劣等感のある人は、人に認められようと努力をいっぱいするけど、そんなことはする必要はないのです。
あなたのことは神様が認めているんだから。
神様が認めているからあなたを地球に生ませたのです。
神様が認めているんだから、周りの人間が何を言ったって関係ないのです。
「私のことは神様が認めてくれているんだ」そう思えばいいのです。
悪徳裁判官と縁を切る
一番最初に傷つけたのは、劣等感を与えたのは「親」かもしれません。
でも、その劣等感を何度も何度も繰り返して、嫌な気分にさせているのは、自分の中にいる「悪徳裁判官」なのです。
子どものとき受けた劣等感を、大人までひきずってしまうのは悪徳裁判官のせいなのです。
私ってこういう人間なの、私って駄目なのと、何度も何度も同じ罪を与える悪徳裁判官からお別れしてください。
あなたの中の悪徳裁判官と縁を切ってください。
「天国言葉」で治す
劣等感からもお別れしました。
悪徳裁判官ともお別れしました。
そうしたら、実は心の中に、その分ぽっかり穴が開くんです。
開けたままにしておくと、また昔と同じように悪徳裁判官がそこに住みついてしまうのです。
そのときに自分の心を埋める方法は、「天国言葉」言霊の力を使うということです。
ついてる
うれしい
楽しい
感謝してます
幸せ
ありがとう
許します
これを呪文のように、一日何回も何回も言って、心の穴をふさいでください。
この言霊の力で見事に治ります。
それで幸せになります。
二度と悪徳裁判官が住みつくこともないのです。
あなたに劣等感を与えることもありません。
心の穴は「天国言葉」で埋めてください。
完ぺきをやめる
完ぺきになる努力をしないで、自分を「よく頑張っているよな」と見てください。
あなたは自分を尊重してください。
自分を愛して、自分を尊重すればいいんです。
尊重できない理由はたった一つ、あなたが完ぺき主義者だからなのです。
人間は完ぺきじゃないんです。
完ぺきじゃないからあなたは、いろいろなことが完ぺきにできなくていいんです。
親からもこう言われて、ああ言われて。
親も完ぺきじゃないんです。
あなたも完ぺきじゃないんです。
それで完ぺきじゃないあなたが、完ぺきになる努力をしちゃダメなんです。
「自分って能力や何かも大してないのに、よくこれだけ頑張っているよな」「偉いよな」と思えばいいんです。
自分を愛する
自分を愛すれば、自分が変わります。
「恐れ」より「愛」のほうが多い時間を作ればいいのです。
愛なんか出す必要はありません。
もともと人は愛の塊なのですから。
愛をなくさせているのは恐れです。
「恐れ」とは「闇」と同じで、電気を付けたら消えてしまうのです。
出てきたら、すぐ明かりを付けるように天国言葉を言えばいいのです。
自分に対して「自分を尊重して、尊敬しているよ」と言えばいいのです。
たったこのことで全部変わってしまいます。
ここは神が天国として作った最高にきれいな星です。
歌があり、水があり、それから緑があって花があります。
こんなすごい所、素晴らしい所に生まれて、地獄のように生きる必要はないのです。
恐れより、愛を出してください。
そのままの自分を
私は尊重しているし
尊敬しているんだと
地球が天国になる話 (ロング新書) | ||||
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斎藤一人(さいとう ひとり)
「スリムドカン」などのヒット商品でおなじみの「銀座まるかん」創設者。1993年以来、毎年、全国高額納税者番付(総合)10位以内にただひとり連続ランクインし、2003年には累計納税額で日本一になる。土地売却や株式公開などによる高額納税者が多いなか、納税額はすべて事業所得によるものという異色の存在として注目される。主な著書に、『幸せセラピー』『地球が天国になる話』(KKロングセラーズ)、『ツイてる!』(角川oneテーマ21)などがある。