「幸福」は何かを得ることによって生まれるものではない。
「幸せ」はどこかに存在しているわけではない。
探しても見つからない。
「幸せが必要」なのではなく、「不幸が不要」なのだ。
「幸せ」を得ようとする必要はない。
ただ、大事に抱えつづけている「不幸」を手放すのだ。
さとりとは
さとりを開くとは、「ハートを開く」のと同義だ。
ハートを開くのは単に、それを閉ざしているエネルギー(恐れ、不満、不安、不信感、怒り、傲慢、罪悪感、劣等感、差別、軽蔑)を手放せばいいだけの話だ。
その「ハートが開かれている状態」が、「愛」と呼ばれているもの。
「愛」は「行為」ではない。
「状態」のことだ。
「私とあなたの間に壁がない」ということは、「私とあなたは同じ存在」ということなのだ。
時間は幻想
過去も未来も存在しない。時間は幻想である。
実際は、「いま」しか存在していない。
『過去』があるのではなく、「記録」が『いま存在している』のだ。
『未来』があるのではなく、「希望」や「予測」、「恐れ」が『いま存在している』のだ。
あらゆる存在は、『いま以外』に存在することはできない。
「いま」はリアリティの世界にあるから『経験することができる』
しかし、「過去」と「未来」は概念の世界(実在しない世界)にあるから、『経験することも存在することもできない』
僕たちはもともと「いま」に存在している。
そこから離れたことはない。そこ以外に存在したことはない。
ただ、その自覚を失っていただけ。
「いま」にある自分を感じなさい。
人生におけるあれこれを考えるより、いまを味わいなさい。
太陽の光
必死になる必要はない。
もっと単純になってごらん。
単純でいいということを認めてごらん。
どんなにバカバカしいと思えても、単純に喜べることを選んでごらん。
自分の本当の心、素直な気持ちを、もっと開放しよう。
それこそが、タネを芽吹かせる、太陽の光となるのだから。
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雲黒斎
http://blog.goo.ne.jp/namagusabose
1973年、北海道生まれ。グラフィックデザイナーを経て札幌の広告代理店に入社。2004年、セロトニン欠乏による記憶障害をきっかけに、突然の霊的な目覚めを体験。その経験をもとに立ち上げたブログ「あの世に聞いた、この世の仕組み」が大きな話題に。2010年、ブログと同名の著書を発表。現在は東京を拠点にブログ更新や執筆活動、全国各地でのトークライブを通じて、ユーモアあふれる人生哲学を発信している。温水便座の水圧を、最強にして使用するのがモットー。主な著書に『あの世に聞いた、この世の仕組み』(サンマーク出版)、『極楽飯店』(小学館)がある。