美化の法則
最近、ひとりさんは目が覚めると、こう思うことにしているんです。
「よし、今日も一日、美化して生きよう!」
「自分に起きたことを、そのままで受け止めず、ほんのちょっと良く上乗せして受け止めること」
たとえば、会社でガミガミ言う上司が「あの人は、私をビシビシ鍛えて、最強のサラリーマンにしてくださっているんだね。ああ、ありがたいなあ!」
私たちが、この世に生まれてきたのには、理由があります。
それは、「この世で魂のステージを上げて、もっとステキになって、あの世へ帰ること」。
そういう約束を、生まれる前に、神さまとしてきているんだよね。
「ステキな人」とは、どんな状況を与えられても、なんでも『美化』することができる人。
だから、「美化」とは、「ステキな人」になるための訓練なんですよ。
美化していると、心の中に「ステキな波動」が広がって、さわやかになっていくのです。
美化していれば、相手のことも悪く思わないで済むし、自分も楽しい。
そして、美化には、さらに「いいこと」があります。
どんなことが起きても、「美化しよう」としているあなたは、まわりの人からすると、「すっごくステキな人」に見えるんだよね。
波長の法則
世の中には、「波長の法則」というものがあります。
「自分の出している『波長』と同じ電波を放っている人だけが、長く一緒にいられる」という法則があるんです。
だから、「イヤなことを言う人」とは、違う「波長」になってしまえば、長く一緒にいることはなくなるの。
もしくは、イヤなことを言う人とたとえ離れられなくても、あなたの「魂のステージ」が上がってしまうと、いままでいちいち気になっていたことが、なぜか気にならなくなるものなんですよ。
誰かがイヤなことを言ってきても、「ああ、私をビシビシ鍛えようとしてくれているんだわ。ありがたいわね~」と『美化』して受け止めることができます。
イヤなことを言う人がいたら、「よーし、魂のステージをうんと上げるチャンスだな!」と思ってくださいね。
自分にも良くて、相手にもいいこと
「この問題は、どうやって解決したらいいのかな」って思ったときに、ぜひ思い出してほしいことがあるんです。
その答えは、ひとつしかありません。
「自分にも良くて、相手にもいいこと」
これに尽きるんです。
あなたばかりが犠牲になってガマンするような解決法でもダメだし、相手ばかりが犠牲になってガマンするようなことでもダメ。
神さまが求めていることは、「自分にも良くて、相手にもいいこと」。
お金は神さまのすてきなアイデア
「お金」というのは、「神さまのすてきなアイデア」なんだよ。
「お金」というものをもらえば、それぞれが欲しいものをまんべんなく買えて、幸せな気分になれて、円滑にコトが進むようになっている。
「お金」は、お互いの愛情がうまく流れて、お互いより一層うまくいくように、神さまが作ってくれた「大事なエネルギー」なんですよ。
そして、「お金」というエネルギーがうまく流れていく関係が、「自分にも良くて、相手にもいい」という関係なんです。
自分のことを許してあげよう
自分を許すことは、自分の心を「ゆるめる」ということ。
自分を許せない人は、どうしても、人も許せなくなってしまいますよね。
そして世間も許せない。
だんだん、許せないことが多くなってしまいます。
自分を許すためには、「自分を許します」。
1日10回だけ、この言葉を言ってください。
この言葉を言うだけで、あなたを縛りあげていた心の縄がほどけます。
心も、体も、ラクになります。
「自分を許します」「自分を許します」
やさしい言葉ですよね。
おもしろすぎる成功法則 | ||||
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斎藤一人(さいとう・ひとり)
銀座まるかん創設者、納税額日本一の実業家。1993年から納税額12年間連続ベスト10という日本新記録を打ち立てる。土地売却や株式公開などによる高額納税者が多い中、納税額はすべて事業所得によるものという異色の存在として注目されている。また、心の楽しさと経済的な豊かさを両立させるための著書を何冊も刊行している。主な著書に『微差力』『眼力』『変な人の書いた世の中のしくみ』『人とお金』(小社刊)『絶好調』『幸せの道』『地球が天国になる話』(ロングセラーズ)、『変な人の書いた成功法則』(総合法令出版)『千年たってもいい話』(マキノ出版)などがある。