「Joy 喜び」OSHO

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OSHO

 

幸せと成功とは何の関係もない。

幸せは向上心とも関係がない。

幸せとはお金や、権力、名声とも関係がない。

幸せと関係するものはあなたの性格ではなく、あなたの意識なのだ。

幸せかどうかは、あなたの意識がどんな状態にあるかによるのだ。

 

至福を手に入れる

快楽があり、そして至福がある。

快楽を手放し、至福を手に入れなさい。

至福とはあなたが自分の存在のもっとも深い中心に到達しているということを意味する。

それはあなたの存在の究極の深みに属するもので、そこにはもはやエゴすらない。

そこには沈黙だけが広がっている。

あなたは消えている。

 

喜びではあなたはまだ少しいるが、至福にあなたはいない。

エゴが消えている。

それは非存在の状態だ。

あなたは空のような、無限の空にすぎない。

そしてあなたがその無限になった瞬間、あなたは星でいっぱいになる、まったく新しい生が始まる。

あなたは生まれ変わるのだ。

 

あなたの本質

至福は瞬間的なものではない。

時間がない。

至福はやってくることも、去っていくことも決してない。

それはあなたの存在のもっとも深い中心の部分にすでにある。

 

快楽は人から奪い取らなければならない。

至福はあなたをマスターにする。

至福はあなたが発明するものではなく、発見するものだ。

至福はあなたの最も奥深いところにある本質なのだ。

それはまさに最初からそこにあるのに、あなたがそれに目を向けていなかっただけだ。

当たり前だと思い込んでいたのだ。

 

外側を探すのをやめなさい。

中を見なさい、中に入りなさい。

自分の内部、自分の主観性を求め、探求し始めなさい。

至福とは他の場所で見つけられる対象ではない。

それはあなたの意識なのだよ。

 

幸せの二重性

もしあなたが幸せを追求しているならば、ひとつだけ確かなことがある。

あなたがそれを手に入れることはないだろう。

幸せは常に副産物なのだ。

追求した結果ではない。

 

幸せは成功とは全く関係がない。

幸せは野心とはまったく関係がなく、幸せはお金、権力、名声とは全く関係がない。

それはまったく違う次元のことなのだ。

幸せとはあなたの意識と関係していて、あなたの性格と関係しているものではない。

 

幸せはそこにある

幸せは常にあなたと共にある。

それは、あなた自身という存在がただ何も期待せず、リラックスし、くつろいでいる状態なのだ。

そしてそれはそこにある。

それはやって来たり、行ってしまったりはしない。

それは常にそこにある。

 

不幸の原因

あなたが幸せを望んだ瞬間、あなたは現在から離れてしまっている。

あなたは実在から離れ、すでに未来へと移動しているのだ。

幸せへの欲望はあなたがこの瞬間、幸せではないということを示しているだけだ。

あなたは今日、不幸せだ。

あなたは明日は幸せになると期待するが、明日はあなたの投影であり、何であれ今日のあなたの投影なのだ。

大切なことは夢を見ないこと、思い描かないことだ。

一番大切なことは今、ここにいることなのだ。

何があろうとも、ただ今、ここにいなさい。

すると素晴らしい啓示があなたを待っているだろう。

 

問題はない

あなたは何も問題を持っていない。

まさにこの瞬間、あなたはすべての問題を捨てることができる。

なぜならば、それらはあなたが作ったものだからだ。

だから、あなたの問題を見る別の視点を持ちなさい。

それらを見つめ続けなさい。

するとそれらはだんだん消え始めるだろう。

見つめ続けなさい。

すると突然、あなたはそこに空を発見するだろう。

美しい空間があなたを取り巻いている。

 

喜びの中に生きる

勝敗を手放し、喜びを見つけなさい。

もし、あなたが喜びを見つけたいのならば、勝ち負けを忘れなさい。

人生はひとつの劇であり、ゲームなのだ。

美しく演じなさい。

勝ち負けのことは全部忘れてしまいなさい。

何がおこるのか、何の考えも持たずに生きなさい。

あなたが勝者になるか、敗者になるかなどは、問題ではない。

死がすべてを持ち去ってしまう。

あなたが負けようが勝とうが、それは重要なことではない。

 

たったひとつ重要なことは、そして、それはいつもそうであったことだが、あなたがそのゲームをいかに演じたかということだ。

あなたは楽しんだかね?

ゲームそのものを。

そのとき、すべての瞬間が喜びの瞬間となる。

 

Joy 喜び (海外文学)
OSHO 角川書店 2013-10-01
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by ヨメレバ

OSHO
1931-91年。インドに生まれ、インドで去った、20世紀を代表する精神的指導者。現代人に合わせた数多くの瞑想法やセラピーを生み出す一方で、生涯を通じ、6000~7000回の講話(説法)を行った。ロンドンの〈サンデー・タイムズ〉誌により「20世紀をつくった1000人」のひとりに選出。インドの〈サンデー・ミッドデイ〉誌は、ガンジー、ネルー、ブッダと共にインドの運命を変えた10人のうちのひとりとしてOSHOの名を挙げている。OSHOの講和は混乱の現代社会で圧倒的な指示を受け、全世界で著書の年間総売上は300万部を記録する。

 

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