「ゆるしのレッスン ― もう、すべてを手放せる」ジェラルド・G・ジャンポルスキー

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「ゆるしのレッスン ― もう、すべてを手放せる」ジェラルド・G・ジャンポルスキー

 

ゆるすということは

自由への道であり

神に近づく方法でもあります

 

神へのいちばん近道

神へのいちばん近道は、私たちがすでに神の心に包まれているのだと認めることです。

神への扉を開け放っておくと、私たちの心はごく自然な状態になります。

愛の光がきらめき続け、情熱的に生き、生きとし生けるものすべてに共感する、そんな心の状態です。

「ゆるしのレッスン」を続けるなら、自分を解放することになり、私たちこそがこの世界の光であるという記憶がよみがえってくることでしょう。

 

人生の目的

人生の目的は、「愛すること」「ゆるすこと」だと信じれば、私たちは人生のより深い意味を体験しはじめることになります。

与えることと受け取ることがひとつになります。

与えること、つまり見返りを期待せずに人助けをしたとき、私たちは神の存在を体験し、自分は神の愛の延長なのだと実感できます。

人生の目的を、愛や神のメッセンジャーになることだ、と考えてもいいでしょう。

 

人間の本質は愛

人間の本質は愛だとわかると、すべての人間関係がお互いの中に愛を見いだす機会であるのかが理解できます。

また、私たちが相手の中に自分の姿を見ていることがわかってきます。

そのとき、あらゆる人間関係の中に神の姿が現れていることに気づきはじめるのでしょう。

同時に、私たち全員が闇を追いやる光であることにも気づくことでしょう。

 

本当の私とは

私たちの存在の本質は「愛」です。

本当の自分は「肉体に仮住まいしているスピリチュアルな存在だ」と考えてみると、神と一体であることがわかり、また実際にその一体感を味わえるでしょう。

本質は愛、しかも滅びることのない愛で、決して輝きを失わない愛です。

愛だけが存在し、存在するものはただ愛だけというのが、真実です。

自分の目的や本質、そして自分が誰なのかを思い出せば、私たちは宇宙との調和をもっと感じるようになり、無条件の愛とゆるしを周りの人たちにごく自然に差し伸べられるでしょう。

すべてはひとつであるという自覚が高まり、すべての人間関係に神が現れていることに気づきはじめるでしょう。

 

どんな瞬間にも感謝の思いをもつ

「愛の道」「ゆるしの道」を歩いていると、いつも感謝の思いが自然にわき起こります。

どんな瞬間にも感謝の思いをもつことは、神への近道を確実に歩んでいる目印になります。

無限の愛が私たちとともあり、その愛が私たちの中にもあることがわかります。

怒り、苦しみ、恨みの思いを癒せば、感謝の念がわいてきます。

それは、あらゆる出来事のすべてが、私たちを創造した存在に近づけてくれると確信できるからです。

 

いつも神と一緒にいる

今日は一日、「いつでもどこでも神と一緒」という言葉を心にとどめます。

自分と神を隔てるものは何もないと本当に信じたときは、すべてのものとの一体感と、ひとつに結ばれた心しか存在しません。

いつでもどこでも神が自分とともにあることがわかるようになります。

神に近づく「ゆるしのレッスン」のひとつは、私たちは分離して存在ではなく、大いなる全体を構成する一部なのだと、思いきって信じることです。

神が自分の中にいると信じれば、神の安らぎと私たちの安らぎがひとつになります。

神とひとつであることがわかると、自然に日常生活の中で安らぎ、愛、幸せを感じるようになります。

 

愛の法則

何も期待せず、結果も考えずにただ与えていると、自分という存在の核にある、愛と喜びと安らぎがとけあった何かを体験できます。

何がするときは、「何を得られるか」より「何を与えられるか」に焦点を合わせ、出会う人すべてに対して、どうしたら力になれるかだけを考えるようにします。

所有というエゴの欲望を手放そうとするとき、私たちは神への近道を歩んでいるのです。

自分の持ち物を、他人と寛大に分かちあうとき、私たちは愛の法則を体験します。

与えることは得ることであり、失うことではないのです。

 

神を意識する 

今日は一日、神を意識して生きましょう。

目に映る場所いたるところに、「神」という言葉を見ましょう。

心の中にも、憂いの中にも、「神」という言葉を見ましょう。

全身の細胞に、思いのすべてに、一息ごとの呼吸に、「神」という言葉を感じましょう。

今日出会うすべての人の中に、神の存在を感じましょう。

今日一日、神を思い出すことに専念しましょう。

一日中何をしていても神について考えることはできます。

私たちは神の愛をいつも思い出すことによって、日常生活のすべての行動を神聖な体験にすることができるのです。

 

神への近道を歩むには

神への近道を歩むには
他人の行動を解釈しないこと
裁きの思いをすべて手放すこと
何かコントロールしようとしないこと
罪悪感、非難、自己卑下を手放すこと
他人を悪者にして正義を振りかざさないこと
期待を手放し、他人はこうあるべきだと思わないこと
あれこれ推測しないこと
他人や自分の中に過去の影を見るのをやめること
人や自分を責める思いをすべて手放すこと

それがゆるしのレッスン

 

神への近道を歩むには
自分と同じくらい他人にも関心を寄せること
心の安らぎを選び、神の安らぎだけを求めること
心の中に炎を燃やし、聖なる愛に身をゆだねること
自分の本質が聖なる愛であり、死を怖れる必要はないことを知ること

争いではなく平和を選ぶこと
競争ではなく協力を選ぶこと
与えることは受け取ることだと信じること
愛はすべての問題に対する答えなのだと理解すること

それがゆるしのレッスン

 

神への近道を歩むには
愛に満ちて裁くことのない神を信頼し、信じること
より高次の力に道を譲り、導いてもらうこと
未来を神の手にゆだねること
私たちはいつも神に愛されているのだと知ること

それがゆるしのレッスン

 

神への近道を歩むには
実践すれば永遠の安らぎと愛と喜びと幸福を得られると確信すること

それがゆるしのレッスン

 

 

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by ヨメレバ

ジェラルド・G・ジャンポルスキー
http://www.jerryjampolsky.com/index.html
スタンフォード大学医学部卒。国際的に有名な精神医学者である。1975年に「生き方を変えるヒーリング・センター」(Center for Attitudinal Healing)を設立、現在では世界30か国以上に広がっている。代表作『愛と怖れ』(ヴォイス)は全米で100万部突破、ほかに『やすらぎ療法』(春秋社)など著書多数。作家、セラピストである妻のダイアン・シリンシオーネとともに世界40か国以上で講演活動などをおこなう。住まいは北カリフォルニアとハワイにある。

 

 

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