生きていると、いろいろな問題が出てきます。
でも、問題というものは、自分の魂を成長させるためのものなのです。
人間は、自分に起きた問題を利用して魂のステージ、いわゆる「霊格」をあげていきます。
問題が起きたとき「魂を成長させる方法」は『感謝』です。
このたった一つの方法で、全部の問題が解決できます。
問題に感謝する
魂的な視野からいうと、自分に起きる問題は「自分の感謝のなさ」を教えてくれるものとして出てきています。
病気になったのだとしたら、からだに感謝することを知らなかったのです。
それの「気づき」のために、どこかからだの具合が悪くなる。
それに気づき、他の具合が悪くないところ一つひとつに感謝すればいいのです。
問題のないところに感謝して、感謝して、最後に問題そのものにまで感謝できたとき、その問題は消滅するようになっています。
「これは自分が感謝を知らなくて起きたんだ」と思い、最初から問題そのものに感謝するのが、一番いいのです。
感謝の人生
「感謝、感謝」という形で生きていく。
日ごろから、いろんなものに感謝し、問題が出てきたら、問題を起こさないでいてくれる周りに感謝するのです。
そうすると、魂のステージがあがってきます。
次元が全然違うところまであがるのです。
そうすると、何代も前の過ちが、わが身に返ってくることはありません。
なぜかというと、人としてどう生きるべきかがわかったら、身をもって同じ体験をする必要はないのです。
天は、感謝を知った人間に、無意味な苦しみを与えることは絶対にしないのです。
「感謝」の波動
感謝は運命を好転させるほどの、素晴らしいパワーがあります。
それぐらい、感謝の波動は最高です。
「ありがとう」の波動は50点くらいで。
「感謝してます」の波動が100点です。
高い波動のある言葉だから、これを使ったほうがいいのです。
この「感謝」の法則は、誰がやっても、どんな場所でも絶対通用します。
そして、感謝で魂は向上すると同時に、問題が解決することになっています。
運命が好転するようになっています。
つまるところ、どっちに転んでも、行き着くところは「感謝、感謝」の人生です。
生まれてくる目的
人が生まれてくる目的は、霊格、魂のステージをあげるということです。
だから、日々、「感謝、感謝」で生き、なにか問題が起きたときには感謝で解決する。
それで、魂のステージが一つ上にあがります。
でも、一個あがったら、それでおしまいではありません。
ステージが一つあがると、一つあがったなりの問題が出てきます。
起きた問題を利用して魂のステージを一つあげたら、もう一つ上にあがるために問題が起きて、またステージをあげていく。
それをずっと続けていって、最終的に一番上のレベルまで行くのです。
そのために、この世に生まれてきて、いろんなことを経験します。
人生の無上の喜び
感謝を周りの人たちに伝えてみてください。
その人が「なるほど、わかった」と思ってくれたら、その人の魂は成長するようにできているんです。
魂が成長すると、今、その人に起きている問題はなくなります。
そうすると、その人もしあわせだけど、伝えた人間はもっとハッピーになります。
なぜなら、あなたは自分の魂のステージをあげるために、この世に生まれてきたから。
人間というのは、人の魂のステージがあがるお手伝いをすることを『無上の喜び』とするようにできているからです。
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斎藤一人(さいとう ひとり)
「スリムドカン」などのヒット商品でおなじみの「銀座まるかん」創設者。1993年以来、毎年、全国高額納税者番付(総合)10位以内にただひとり連続ランクインし、2003年には累計納税額で日本一になる。土地売却や株式公開などによる高額納税者が多いなか、納税額はすべて事業所得によるものという異色の存在として注目される。主な著書に、『幸せセラピー』『地球が天国になる話』(KKロングセラーズ)、『ツイてる!』(角川oneテーマ21)などがある。